2021/05/05

不妊

※2021年5月改定
【一般的な説明】

不妊症の様々な原因は様々で、その原因が特定できない場合も多いです。
原因が女性側にある場合は、子宮の発育不全、子宮内膜炎、卵管通過障害、
卵巣腫瘍など様々な病気が関わっている場合もあります。
検査を行って、何らかの身体的な原因が見つかった場合は、その原因に対する
治療を優先します。

なお、不妊の約50%は、男性にも原因が関係していると言われ、
検査とともに、適切な治療が必要となります。

一方、漢方治療は、西洋医学的な検査において、身体の異状が
ないのになかなか妊娠しない「機能的な不妊」が得意となります。

※西洋医学的な治療と漢方薬の併用は、問題なく、プラスに働きます。
※東洋医学的な治療を加えることで、妊娠の確率が15%程度、上昇すると言われています。


◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
当帰芍薬散:冷え、腰痛、胃部のポチャポチャ音、月経異常
温経湯:当帰芍薬散の症状で、皮膚乾燥・胃腸虚弱
補中益気湯:疲労感、低血圧、立ちくらみ、顔色不良
人参湯:胃腸虚弱、月経異常、手足の冷え

◎体力はふつう(中間証)
加味逍遥散:のぼせ、食欲不振、肩こり、月経異常
芍薬甘草湯:けいれん性疼痛、腹部痛、月経痛

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
桂枝茯苓丸:下腹部の抵抗感と圧痛、のぼせ、月経異常
桃核承気湯:臍下の圧痛、便秘傾向、月経痛が強い

【運龍堂での実際の運用例】

漢方で優先的に行うことは、女性の場合では、
卵の老化防止と生理周期の調整です。

卵の老化防止には、いわゆる補腎で使用する漢方を活用します。
補腎を行うことで、副腎からの性ホルモンのバランスが整うためです。
具体的には、鹿茸(ロクジョウ)製剤、鹿角(ロッカク)製剤、トナカイの角製剤、
八味地黄丸、牡蠣肉製剤などを使用します。

トナカイの角製剤は、黄体ホルモンの材料となるため、
生理周期の高温期の形成がうまくいっていない場合は、優先的に使用します。
また、牡蠣肉製剤は、睡眠の質を向上させるので、ストレスや不眠を持っている
場合に、優先的に使用します。

生理周期の調整には、周期ごとに服用する漢方を変える
「周期療法」という方法を活用します。
(周期療法の詳細はこちら

 

なお、男性に関しては、鹿茸(ロクジョウ)製剤や鹿角(ロッカク)製剤と、
牡蠣肉製剤を併用することが多いです。
この組み合わせによって、精子量の増加、精子の運動量の増加、
そして、精子の奇形率の低下が期待できます。

また女性よりも短期間で結果が出やすく、1〜2ヶ月を目安としています。
そのため、男女で漢方を服用する場合は、女性の治療を先にスタートさせるのが
効率が良くなります。

 

2021/05/05

不妊

※2021年5月改定
【一般的な説明】

不妊症の様々な原因は様々で、その原因が特定できない場合も多いです。
原因が女性側にある場合は、子宮の発育不全、子宮内膜炎、卵管通過障害、
卵巣腫瘍など様々な病気が関わっている場合もあります。
検査を行って、何らかの身体的な原因が見つかった場合は、その原因に対する
治療を優先します。

なお、不妊の約50%は、男性にも原因が関係していると言われ、
検査とともに、適切な治療が必要となります。

一方、漢方治療は、西洋医学的な検査において、身体の異状が
ないのになかなか妊娠しない「機能的な不妊」が得意となります。

※西洋医学的な治療と漢方薬の併用は、問題なく、プラスに働きます。
※東洋医学的な治療を加えることで、妊娠の確率が15%程度、上昇すると言われています。


◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
当帰芍薬散:冷え、腰痛、胃部のポチャポチャ音、月経異常
温経湯:当帰芍薬散の症状で、皮膚乾燥・胃腸虚弱
補中益気湯:疲労感、低血圧、立ちくらみ、顔色不良
人参湯:胃腸虚弱、月経異常、手足の冷え

◎体力はふつう(中間証)
加味逍遥散:のぼせ、食欲不振、肩こり、月経異常
芍薬甘草湯:けいれん性疼痛、腹部痛、月経痛

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
桂枝茯苓丸:下腹部の抵抗感と圧痛、のぼせ、月経異常
桃核承気湯:臍下の圧痛、便秘傾向、月経痛が強い

【運龍堂での実際の運用例】

漢方で優先的に行うことは、女性の場合では、
卵の老化防止と生理周期の調整です。

卵の老化防止には、いわゆる補腎で使用する漢方を活用します。
補腎を行うことで、副腎からの性ホルモンのバランスが整うためです。
具体的には、鹿茸(ロクジョウ)製剤、鹿角(ロッカク)製剤、トナカイの角製剤、
八味地黄丸、牡蠣肉製剤などを使用します。

トナカイの角製剤は、黄体ホルモンの材料となるため、
生理周期の高温期の形成がうまくいっていない場合は、優先的に使用します。
また、牡蠣肉製剤は、睡眠の質を向上させるので、ストレスや不眠を持っている
場合に、優先的に使用します。

生理周期の調整には、周期ごとに服用する漢方を変える
「周期療法」という方法を活用します。
(周期療法の詳細はこちら

 

なお、男性に関しては、鹿茸(ロクジョウ)製剤や鹿角(ロッカク)製剤と、
牡蠣肉製剤を併用することが多いです。
この組み合わせによって、精子量の増加、精子の運動量の増加、
そして、精子の奇形率の低下が期待できます。

また女性よりも短期間で結果が出やすく、1〜2ヶ月を目安としています。
そのため、男女で漢方を服用する場合は、女性の治療を先にスタートさせるのが
効率が良くなります。