2021/05/05
糖尿病
※2021年7月更新
【一般的な説明】
糖尿病とはインスリンの作用不足により、糖、脂質、タンパク質を
含むほとんど全ての代謝系に異常を起きるものです。
有効な治療手段が講じられるなどすれば代謝異常は改善するのですが、
代謝異常が軽度であれば、ほとんど症状を現れないため、長時間放置されることが多いです。
そして、糖尿病の代謝異常が長く続くと網膜、腎、神経を代表とする多くの臓器に異常をきたします。
<糖尿病の病型>
(1)1型糖尿病
(2)2型糖尿病・・・生活習慣が最大の原因
(3)その他
(4)妊娠糖尿病
最も多いのは2型糖尿病であり、疾患の対策としては、発症の予防・早期発見・合併症の予防が重要です。
また糖尿病は世界中で患者が増えています。
国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、
2015年現在で糖尿病有病者数は4億1,500万人に上り、昨年より2,830万人増えました。
有効な対策を施さないと、2040年までに6億4,200万人に増加すると予測されています。
治療としては、食事と運動療養を行い、それでも血糖値が下がらない場合は、
西洋薬の使用をすることが多いです。
また漢方薬でも血糖値を下げることが知られており、食事・運動療養と一緒に活用することも有効です。
◎虚証
・八味地黄丸:胃腸が丈夫。排尿回数が多く、尿量増、口渇
・清心蓮子飲、牛車腎気丸:体力低下、下半身の脱力感、冷え、排尿障害
・柴胡桂枝乾姜湯:口のねばり、口渇、疲労感、多汗、食欲不振
◎中間証
・柴苓湯、五苓散:口渇、口のねばり、食欲不振、吐き気、下痢
・桂枝茯苓丸:のぼせ、めまい、頭痛、肩こり、足の冷え
◎実証
・防風通聖散:肥満体で、便秘する
・白虎加人参湯:口渇、多汗、皮膚のかゆみ、不眠、尿量増
・大柴胡湯:胸脇苦満、便秘、排尿回数多く、尿量減少
【運龍堂での実際の運用】
生活習慣病の肥満と同じく、糖尿病でも運動やファスティングなどでカロリー制限することが有効です。
その一方で、糖尿病の場合は、血糖値を下げるものや、糖尿病に伴う症状に有効な生薬・漢方薬が
多くあります。
糖尿病に使われる生薬としては、例えば
※朝鮮人参:インスリンの生成を促す効果+神経障害改善
※地黄(じおう):血糖値低下作用+津液を補う
※田七人参(でんしちにんじん):
筋肉への糖の取り込み量を増加させ、高血糖を抑制
※北虫草(ほくちゅうそう):血糖値の正常化
※黒トゲアリ:亜鉛が豊富+筋骨を強化
などがあります。
実際、汎用するのは、
朝鮮人参、鹿茸(ろくじょう)、枸杞子(くこし)、菟糸子(としし)の4つの組み合わせです。
この組み合わせに関しては、1型糖尿病モデル動物、2型糖尿病モデル動物の両方に対して
効果(血糖上昇の抑制)が認められています。
さらに、口渇、多飲、イライラ感、ほてりなどの症状にも対応するため、大変有効です。
また血糖値を下げるものとして、
北虫草、桑の葉、キクイモ、イナゴマメ等の組み合わせも多用します。
桑の葉は、血糖値、中性脂肪の上昇抑制します。
キクイモには、天然のインスリンと呼ばれる「イヌリン」が多く含まれています。
イナゴマメは、インスリンの効果を高め、糖の代謝をアップします。
これらの組み合わせは、腸内環境を改善して血糖値を下げるため、
腸内環境の改善が必要な方には、特に有効です。
【一般的な説明】
糖尿病とはインスリンの作用不足により、糖、脂質、タンパク質を
含むほとんど全ての代謝系に異常を起きるものです。
有効な治療手段が講じられるなどすれば代謝異常は改善するのですが、
代謝異常が軽度であれば、ほとんど症状を現れないため、長時間放置されることが多いです。
そして、糖尿病の代謝異常が長く続くと網膜、腎、神経を代表とする多くの臓器に異常をきたします。
<糖尿病の病型>
(1)1型糖尿病
(2)2型糖尿病・・・生活習慣が最大の原因
(3)その他
(4)妊娠糖尿病
最も多いのは2型糖尿病であり、疾患の対策としては、発症の予防・早期発見・合併症の予防が重要です。
また糖尿病は世界中で患者が増えています。
国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、
2015年現在で糖尿病有病者数は4億1,500万人に上り、昨年より2,830万人増えました。
有効な対策を施さないと、2040年までに6億4,200万人に増加すると予測されています。
治療としては、食事と運動療養を行い、それでも血糖値が下がらない場合は、
西洋薬の使用をすることが多いです。
また漢方薬でも血糖値を下げることが知られており、食事・運動療養と一緒に活用することも有効です。
◎虚証
・八味地黄丸:胃腸が丈夫。排尿回数が多く、尿量増、口渇
・清心蓮子飲、牛車腎気丸:体力低下、下半身の脱力感、冷え、排尿障害
・柴胡桂枝乾姜湯:口のねばり、口渇、疲労感、多汗、食欲不振
◎中間証
・柴苓湯、五苓散:口渇、口のねばり、食欲不振、吐き気、下痢
・桂枝茯苓丸:のぼせ、めまい、頭痛、肩こり、足の冷え
◎実証
・防風通聖散:肥満体で、便秘する
・白虎加人参湯:口渇、多汗、皮膚のかゆみ、不眠、尿量増
・大柴胡湯:胸脇苦満、便秘、排尿回数多く、尿量減少
【運龍堂での実際の運用】
生活習慣病の肥満と同じく、糖尿病でも運動やファスティングなどでカロリー制限することが有効です。
その一方で、糖尿病の場合は、血糖値を下げるものや、糖尿病に伴う症状に有効な生薬・漢方薬が
多くあります。
糖尿病に使われる生薬としては、例えば
※朝鮮人参:インスリンの生成を促す効果+神経障害改善
※地黄(じおう):血糖値低下作用+津液を補う
※田七人参(でんしちにんじん):
筋肉への糖の取り込み量を増加させ、高血糖を抑制
※北虫草(ほくちゅうそう):血糖値の正常化
※黒トゲアリ:亜鉛が豊富+筋骨を強化
などがあります。
実際、汎用するのは、
朝鮮人参、鹿茸(ろくじょう)、枸杞子(くこし)、菟糸子(としし)の4つの組み合わせです。
この組み合わせに関しては、1型糖尿病モデル動物、2型糖尿病モデル動物の両方に対して
効果(血糖上昇の抑制)が認められています。
さらに、口渇、多飲、イライラ感、ほてりなどの症状にも対応するため、大変有効です。
また血糖値を下げるものとして、
北虫草、桑の葉、キクイモ、イナゴマメ等の組み合わせも多用します。
桑の葉は、血糖値、中性脂肪の上昇抑制します。
キクイモには、天然のインスリンと呼ばれる「イヌリン」が多く含まれています。
イナゴマメは、インスリンの効果を高め、糖の代謝をアップします。
これらの組み合わせは、腸内環境を改善して血糖値を下げるため、
腸内環境の改善が必要な方には、特に有効です。