


2019/11/02
秋の養生② 秋の咳にはサメの肝油(スクアレン)

秋は乾燥が強まり、一年の中でも咳が多くなる季節です。
身体の外から受ける悪さを邪(じゃ)といい、秋は乾燥によるものから燥邪(そうじゃ)といいます。
漢方の五臓に肝・心・脾・肺・腎がありますが、秋は「肺」が影響を受けやすい季節になります。
「肺」の領域は鼻や気管支などの呼吸器だけでなく肌も含みます。
秋の乾燥で咳などの風邪症状があるときには「肺」を強化してあげることが大切です。
漢方では古くから「肺」の働きを強化するのにサメの肝油を用いてきました。
サメの肝油はスクアレンが主成分であり、スクアレンはもともと体内で作られている成分です。
年齢と共に体内のスクアレンが減ってしまうことがわかっており、サメの肝油で補ってあげると肺の強化とともにアンチエイジングになります。
もともと身体の中にある成分を補うため、優しく働き安心して使うことができる一方で、咳などに対する効き目は即効性であることもスクアレンの良いところです。
乾燥して咳が続く、のどがイガイガする、喘息やアトピーのようなアレルギーがひどくなるという方はぜひサメの肝油、スクアレンを試してみてください。


