2020/04/09
γ-アミノ酪酸(ギャバ)のすべて
γ-アミノ酪酸はギャバ(GABA)と呼ばれるアミノ酸の一種で、人などの哺乳動物の脳や脊髄に多く存在し、思考力を保つうえで欠かせない役割を果たしています。
γ-アミノ酪酸(ギャバ)のすべて
γ-アミノ酪酸(ギャバ)のすべて
<γ-アミノ酪酸とは>
ギャバ(GABA)と呼ばれるアミノ酸の一種で、人などの哺乳動物の脳や脊髄に多く存在し、思考力を保つうえで欠かせない役割を果たしています。主な働きとして、血中脂質の正常化、高血圧・脳卒中・認知症予防、精神安定作用、アルコール分解促進などがあります。認知症に関しては、血管の老化によってリスクが向上する脳血管性認知症に対して効果を発揮します。γ-アミノ酪酸には脳の血流を活発にさせる性質があり、それによって脳への酸素供給量が増えます。その結果、脳細胞の代謝活動(栄養をとり入れて老廃物を排出させる)が高まります。
ギャバ(GABA)と呼ばれるアミノ酸の一種で、人などの哺乳動物の脳や脊髄に多く存在し、思考力を保つうえで欠かせない役割を果たしています。主な働きとして、血中脂質の正常化、高血圧・脳卒中・認知症予防、精神安定作用、アルコール分解促進などがあります。認知症に関しては、血管の老化によってリスクが向上する脳血管性認知症に対して効果を発揮します。γ-アミノ酪酸には脳の血流を活発にさせる性質があり、それによって脳への酸素供給量が増えます。その結果、脳細胞の代謝活動(栄養をとり入れて老廃物を排出させる)が高まります。
<γ-アミノ酪酸の研究は半世紀ほど前から>
私たちの脳や脊髄にγ-アミノ酪酸は存在し、それが発見されたのは今から半世紀ほど前のことです。マウスを使った実験から、γ-アミノ酪酸を豊富に含んだ餌を与えると、約1時間後にはちゃんとマウスの脳にγ-アミノ酪酸が入り込むことがわかっています。すなわちγ-アミノ酪酸は、摂取後に脳へ到達します。そして発見から十数年後、アメリカで研究が行われ、動物の血圧を抑える働きがあることが判明しました。それがきっかけになってさらに研究が進み、脳細胞の代謝を活性化することがわかりました。
<血圧を正常化、糖尿病にも>
γ-アミノ酪酸は血圧を正常化、糖尿病も改善高血圧対策にも有効な働きを示します。γ-アミノ酪酸は血管を拡げる働きがあり、それによって血行不良が改善されます。また、神経を穏やかにする働きもありますので、血管は弾力を保つことができ、加えて腎臓の機能を活性化することで、体内の塩分濃度を調整します。その結果として血圧を正常化します。また、血糖値を下げる働きもあります。
γ-アミノ酪酸は血圧を正常化、糖尿病も改善高血圧対策にも有効な働きを示します。γ-アミノ酪酸は血管を拡げる働きがあり、それによって血行不良が改善されます。また、神経を穏やかにする働きもありますので、血管は弾力を保つことができ、加えて腎臓の機能を活性化することで、体内の塩分濃度を調整します。その結果として血圧を正常化します。また、血糖値を下げる働きもあります。
<認知症の予防・改善にも有効>
この高齢社会でγ-アミノ酪酸が役立つことの一つに認知機能への作用があります。認知症の原因には様々あるのですが、アルツハイマー型認知症は全体の68%、脳血管性認知症は全体の20%もの原因になっており、γ-アミノ酪酸はこれらに有効であることが認められました。まず、認知症の発症を予防すること、そして「肝腎かなめ」の肝臓の働きを高め、腎臓への血流量を増やす作用があることも判明しています。日頃からγ-アミノ酪酸を摂取することで認知症になりにくくなるうえ、発症しても早めに摂取することで進行を緩やかにすることが期待できます。