2018年と2019年のインフルエンザの状況

2018年と2019年のインフルエンザの状況

<漢方で行うインフルエンザ対策>
インフルエンザ対策としてマスクやうがい、手洗いを行っていると思いますが、忘れてはならないのが体の抵抗力そのものです。滋養強壮を基本とする漢方薬にはインフルエンザ対策として優秀なものがいくつかあります。まずは牛黄(ごおう)というウシの胆石からなる漢方薬です。これは抗ウイルス作用もあるほか、余計な熱を適度に冷ましてくれる働きがあるため、体温を下げ過ぎて抵抗力を失わせることはせず、丁度良く解熱することができます。肉体疲労にも著効するため、失った体力を回復させるのに適しています。風邪やインフルエンザ予防で普段のお茶代わりとして用いることができるものとしては板藍根(ばんらんこん)という素材が効果的です。早い段階から予防、治療のために西洋薬よりも副作用が少ない自然薬を賢く用いることがおすすめです。

<今シーズンのインフルエンザの動向>
毎年インフルエンザは世間を騒がせ、ワクチン接種や新たな抗インフルエンザ薬の情報などが飛び交います。今シーズンもインフルエンザに罹る人がとても多く、ピークアウトと呼ばれる減少へと向かう時期が来たものの全国的に警告レベルは続き、3月半ば頃まで注意が必要とのことです。ピークアウトは2月3日までの1週間(第5週)に全国の定点医療機関を受診した患者数は、定点当たり約43人と前週の約57人から減少したことで確認されています。国立感染症研究所の調査によるとインフルエンザ脳症の患者数は2019年に入ってからは第2週に15例、第3週には31例と急増し、第4週に44例とさらに増加して119例に達しているとのことです。罹患者を年齢別に見ると、10歳未満が85例と全体の約70%を占めています。報告時死亡は6例で、致死率は5%となっており、10歳代で約12%と他の年齢層と比べて高くなっているとのことです。インフルエンザによる脳症の主な初発神経症状としては意識障害、けいれん、異常言動・行動が知られています。その中でも意識障害は、インフルエンザ脳症の神経症状の中で最も重要であると言われており、軽度の意識障害でも、家族が「普段と違う」と話すことがあるそうです。いつもと違うと感じた場合、それを放置せず重要な危険信号と捉えて、脳症を疑ってみることが必要とのことです。けいれんにも二種類あり、単純型と呼ばれる症状には特徴が3つあります。一つは持続時間が15分以内、二つ目は繰り返しがない、三つ目はけいれんが左右対称であるという点です。一方複雑型とは、単純型とは反対のけいれんが特徴で、持続時間の長い、繰り返す、左右非対称などがあります。脳症の疑いがある場合は二次、三次医療機関への受診が望ましく、これらのポイントを知っておくことがインフルエンザの重症化予防には大切です。

トレンドカテゴリの最新記事