断食(ファスティング)のすべて
③ファスティングのやり方
④ファスティング(1日1食置きかえ)動画解説
⑲おすすめファスティング実行プラン (1日〜完全のステップを記載)
⑳ファスティングを行うときの注意点
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【①ファスティングとは】
現在大変なブームとなっているファスティング(酵素断食)について説明します。
ファスティングは本来、断食を意味する言葉です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、様々な目的で行われます。
健康で美しく生きたい。
毎日を輝いて生活したい。
誰もがそう思っている一方で、生活習慣病により多くの方が命を落としています。
ファスティングはまさにこれからの時代に必要な健康生活習慣と言えるのです。
とても大切なことですので申し上げますと、「私たちは食べたものからできています」。
つまり、食事の質と量が健康や美容において重要であるということです。
オーガニックブーム、放射能による風評被害をみても私たちは普段から食事における安全安心を求めています。
しかし、良質な食材ならいくらでも食べていいかというと、残念ながらそうではありません。
「食事の質と量」が大切なのです。
戦後貧しかった時代でしたら、栄養豊富な食べ物をたくさん摂ることが健康への近道でした。
これは様々な栄養がどれくらい必要かという「足し算」の栄養学です。
しかし、現代においては食べ過ぎ、溜め込み過ぎが様々な病気の引き金になっています。
生活習慣やメタボがその最たる例で、残留農薬や食品添加物などの摂取も軽視できません。
そこで、定期的なデトックス(排毒)をするファスティングは「引き算」の健康法であり、これからの時代には必要なのです。
ここで有名なお話しを一つ。
医学の父、ヒポクラテスの名言があります。
それは「ファスティングは体の中の100人の名医を目覚めさせる」という言葉です。
すべての動物は、どこか体に異変があったり病気があると、食べることを止めます。
体を休めるのです。本能的にファスティングを行い、体を休めることで100人の名医に治療させているわけです。
現代医学の研究でも、カロリー制限によって長生きするための遺伝子が働き出すことがわかってきており、大昔のヒポクラテスが言った名言が現実のものとして認識されてきています。
ファスティング実践者による健康になった報告はまさに生き証人としての何よりもの証拠です。
それに合わせて、今後の研究によってファスティングの健康に与える影響というものも科学的にますますわかってくることと思います。
ファスティングという健康習慣が広がり、一人でも多くの人が本来備わっている自然の力を発揮して健康で美しく充実した毎日を送れるようになってほしいと思います。
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【②ファスティング(効果)】
この記事ではファスティングの効果について説明していきます。
結果からいうと、最大の目的としてデトックス(体内の毒素排泄)効果があり、そのほかにも心身のリセット効果、五感がさえるといった脳への効果やダイエット効果などがあります。
その健康効果の高さもあって、フランスでは「メスのいらない手術」と表現されているほどです。
固形物を食べないため、普段酷使している消化管を休ませることができます。
そして、酵素ドリンクと水だけを飲んで行うため、カロリー制限になります。
ファスティングのやり方もいくつかありますが、一日三食のうち一食分だけ酵素ドリンクに置き換える方法でも効果があります。
例えば記憶力が良くなったり、体にマイナスに働く炎症反応を低下させたり、血糖値をコントロールしているインスリンの働きが良くなったりします。
動物実験レベルでは癌、腎臓病、糖尿病、自己免疫疾患の予防、心臓血管系の改善が報告されています。
さらに効果の高いファスティングを行う場合は2~3日間は普段の食事を酵素ドリンクに置き換えて過ごします。
ファスティングを開始すると、初めは肝臓に貯めているグリコーゲンを分解して身体の栄養にしていく方がメインで働きます。
そして24時間を過ぎたあたりからグリコーゲンが無くなり、身体に溜まった脂肪を燃焼することで栄養にしていく方がメインで働いてきます。
完全ファスティングと呼ばれる2~3日間の断食はこの脂肪燃焼を高めるため、デトックス効果が高くなります。
身体に溜まった毒素は脂肪に溜まっていることが多いからです。
完全ファスティングを実践すると、体に溜まった毒素がデトックスされ、私たちが本来持っている健康で美しく生きる力を正常に発揮できるようになります。
具体的には以下のような効果が得られます。
☆体内のデトックス効果
○有害物質を排泄する。
○肌や腸内をキレイにする。
○アンチエイジング。
○余分な脂肪を燃焼させる。
○消化機能を促進させる。○顔の小じわを消失させる。
○循環機能を改善させる。
☆心身のリセット効果
○内臓を休ませる。
○味覚や嗅覚を鋭くする。
○視力を回復させる。
○聴覚を回復させる。
○免疫力をアップさせる。
○性的機能を回復させる。
○肺をキレイにする。
これらの効果は2~3日間の完全ファスティングを実践し、消化管を休ませながらデトックス(排毒)していくことで得られますが、もう一つ大切な効果があります。
それは腸内環境のリセットです。
腸内フローラという言葉が一般の方にも浸透してきていますが、それをファスティングにより整えていくことができるのです。
腸内菌は人により様々で、その人の生活習慣、特に食事によって構成菌が変わります。
ファスティングで腸内菌をリセットしてお腹の中から体質改善できるのもファスティングの大きな効果と言えます。
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【③ファスティング(やり方)】
ファスティングのやり方について説明します。
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、
誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
運龍堂では3種類の方法を実践していただいております。
それぞれ以下の(1)~(3)で説明していきます。
(1)1日1食置き換えファスティング
これは1日3食食べている食事のうち、1食だけを酵素ドリンクにする方法です。
残りの2食はいつも通りの食事でかまいません。
これを都合に合わせて、朝食あるいは夕食を置き換えます。
夕食は付き合いがあるから難しいという人は朝食を置き換えればいいですし、朝は食べてから仕
事に行きたいという人は夕食を置き換えれば大丈夫です。
一回で酵素ドリンクの原液を20mL飲みます。
飲み方はそのままでも、水やお湯でお好みに割って飲んでかまいません。
これだけでも12時間以上、消化管を休ませることができます。
そしてカロリー制限をできますので継続することで徐々に結果が出てきます。
(2)1日1食ファスティング
これは1日1食だけを普段の食事にするファスティングです。
残りの2食は酵素ドリンクに置き換えます。
この場合、朝と昼を酵素ドリンクにする、あるいは昼と夜を酵素ドリンクに置き換えるのが良いです。
できるだけ空腹時間を長くすることでファスティングの効果が高まります。
(1)と(2)で共通している注意点としては、酵素ドリンクに置き換えている以外の食事の1回量は3食の時と同じ1回量にするということです。
1食置き換えの場合に残り2回の食事で今までの3食分の量を食べてしまってはファスティングになりません。
ただの不規則な食事になってしまいます。つまり、(2)の1日1食ファスティングでは1日のトータルの食事量は普段の1/3量になるわけです。
(3)完全ファスティング
1日3食すべてを酵素ドリンクに置き換えます。
そしてこれを2~3日間続けます。
計6~9食分を酵素ドリンクに置き換えることで強力にデトックス(排毒)します。
完全ファスティングの際にはアルコール、タバコ、カフェイン入りの飲み物、ガムや飴、薬やサプリメントは禁止にします。
薬は医師との相談が必要です。
運動やお風呂に関しては普段の食事による塩分摂取がなくなるので、汗をかき過ぎないよう熱い風呂やサウナなどは避けます。
「②ファスティングの効果」のページで詳しく説明してある通り、完全ファスティングを終えるとデトックスに加えて腸内環境がリセットされます。
3日間のファスティングを終えたら、あとは自由に飲み食いできるとはりきってしまわないよう注意する必要があります。
復食期という考え方もきちんと理解して完全ファスティングを実践することが大切です。
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【④ファスティング(1日1食置きかえ)動画解説】
この記事では動画による解説を付けてありますので、詳しく勉強したい方はぜひご覧ください。
見やすくするために動画の時間もそこまで長くしてありません。
※ファスティング 1 日 1 食置き換え動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=pYilHa_F_qA )
ファスティング(1日1食置きかえ)の方法としては1日3食食べている食事のうち、1食だけを酵素ドリンクにする方法です。
残りの2食はいつも通りの食事でかまいません。
これを都合に合わせて、朝食あるいは夕食を置き換えます。
夕食は付き合いがあるから難しいという人は朝食を置き換えればいいですし、朝は食べてから仕事に行きたいという人は夕食を置き換えれば大丈夫です。
一回で酵素ドリンクの原液を20mL飲みます。
飲み方はそのままでも、水やお湯でお好みに割って飲んでかまいません。
これだけでも12時間以上、消化管を休ませることができます。
そしてカロリーを制限できますので継続することで徐々に結果が出てきます。
ファスティングのやり方もいくつかありますが、「1日1食置き換え」でも効果があります。
例えば記憶力が良くなったり、体にマイナスに働く炎症反応を低下させたり、血糖値をコントロールしているインスリンの働きが良くなったりします。
動物実験レベルでは癌、腎臓病、糖尿病、自己免疫疾患の予防、心臓血管系の改善が報告されています。
ファスティングに初めて挑戦する、あるいは興味があるけどなかなか時間が無いという方は、この1日1食置き換えのファスティングから始めるのがいいと思います。
継続することで確実に結果は出ていきますし、完全ファスティングをするための準備にもなります。
注意としては酵素ドリンクに置き換えている以外の食事の1回量は3食の時と同じ1回量にするということです。
1食置き換えの場合に残り2回の食事で今までの3食分の量を食べてしまってはファスティングになりません。
ただの不規則な食事になってしまいます。空腹状態を作る、引き算の健康法がファスティングです。
人類の祖先が出現してから3万年の歴史をたどった時、ずっと飢えとの戦いでした。
3食とも満腹になるまで食べれるようになったのはわずかここ100年にも満たない年数です。
身体には空腹時に働く生きる力が備わっています。
※ファスティング 1 日 1 食置き換え動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=pYilHa_F_qA )
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【⑤ファスティング(1日1食)動画解説】
このページでは1日1食ファスティングについて解説していきます。
動画による解説も用意してありますので詳しく勉強したい方はぜひご覧ください。
※ファスティング 1 日 1 食編(1 日 2 食置き換え)の動画はこちら
(https://www.youtube.com/watch?v=lLTHo6eBy60 )
1日1食だけを普段の食事にするファスティングも効果的です。
今はやりの「1日1食」のファスティングです。
1日1回は普段の食事にして、残りの2食は酵素ドリンクに置き換えます。
この場合、朝と昼を酵素ドリンクにする、あるいは昼と夜を酵素ドリンクに置き換えるのが良いです。
できるだけ空腹時間を長くすることでファスティングの効果が高まります。
注意点としては、「1日1食置き換え」のときと同様に酵素ドリンクに置き換えている以外の食事の1回量は3食の時と同じ1回量にするということです。
1食置き換えの場合に残り2回の食事で今までの3食分の量を食べてしまってはファスティングになりません。
ただの不規則な食事になってしまいます。
1日1食ファスティングでは1日のトータルの食事量は普段の1/3量になるわけです。
「1日1食置き換え」よりも効果が高く、2~3日間の完全ファスティングを実践できないという方に良い方法です。
「1日1食置き換え」と同様に固形物を食べないため、普段酷使している消化管を休ませることができます。
そして、酵素ドリンクと水だけを飲んで行うため、カロリー制限になります。
ファスティングのやり方もいくつかありますが、一日三食のうち一食分だけ酵素ドリンクに置き換える方法でも効果があります。
例えば記憶力が良くなったり、体にマイナスに働く炎症反応を低下させたり、血糖値をコントロールしているインスリンの働きが良くなったりします。
動物実験レベルでは癌、腎臓病、糖尿病、自己免疫疾患の予防、心臓血管系の改善が報告されています。
「1日1食置き換え」の次のステップとして「1日1食ファスティング」を行ってもいいと思います。慣れてきた人は最終的に「完全ファスティング」へチャレンジして強力な体質改善をするのが良いでしょう。
医聖ヒポクラテスの格言に「満腹が原因の病気は空腹によって治る」、「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」、「食べもので治せない病気は、医者でも治せない」、「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」など数々の名言があります。
現代の食生活を見直す、ファスティング健康法を生活習慣にしましょう。
※ファスティング 1 日 1 食編(1 日 2 食置き換え)の動画はこちら
(https://www.youtube.com/watch?v=lLTHo6eBy60 )
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【⑥ファスティング(完全ファスティング)動画解説】
このページでは完全ファスティングについて解説します。
解説動画もありますのでぜひご覧ください。
※完全ファスティング の解説動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=G7OPfFsyO4o)
方法としては1日3食すべてを酵素ドリンクに置き換えます。
この時の水と酵素ドリンクの量はいくら飲んでもかまいません。
これを2~3日間続けます。
計6~9食分を酵素ドリンクに置き換えることで強力にデトックス(排毒)します。
完全ファスティングの際にはアルコール、タバコ、カフェイン入りの飲み物、ガムや飴、薬やサプリメントは禁止にします。
薬は医師との相談が必要です。
運動やお風呂に関しては普段の食事による塩分摂取がなくなるので、汗をかき過ぎないよう熱い風呂やサウナなどは避けます。
「②ファスティングの効果」のページで詳しく説明してある通り、完全ファスティングを終えるとデトックスに加えて腸内環境がリセットされます。
3日間のファスティングを終えたら、あとは自由に飲み食いできるとはりきってしまわないよう注意する必要があります。
復食期という考え方もきちんと理解して完全ファスティングを実践することが大切です。
ファスティングを開始すると、初めは肝臓に貯めているグリコーゲンを分解して身体の栄養にしていく方がメインで働きます。
そして24時間を過ぎたあたりからグリコーゲンが無くなり、身体に溜まった脂肪を燃焼することで栄養にしていく方がメインで働いてきます。
完全ファスティングと呼ばれる2~3日間の断食はこの脂肪燃焼を高めるため、デトックス効果が高くなります。
身体に溜まった毒素は脂肪に溜まっていることが多いからです。
完全ファスティングを実践すると、体に溜まった毒素がデトックスされ、私たちが本来持っている健康で美しく生きる力を正常に発揮できるようになります。
具体的には以下のような効果が得られます。
☆体内のデトックス効果
○有害物質を排泄する。
○肌や腸内をキレイにする。
○アンチエイジング。
○余分な脂肪を燃焼させる。
○消化機能を促進させる。
○顔の小じわを消失させる。
○循環機能を改善させる。
☆心身のリセット効果
○内臓を休ませる。
○味覚や嗅覚を鋭くする。
○視力を回復させる。
○聴覚を回復させる。
○免疫力をアップさせる。
○性的機能を回復させる。
○肺をキレイにする。
これらの効果は2~3日間の完全ファスティングを実践し、消化管を休ませながらデトックス(排毒)していくことで得られますが、もう一つ大切な効果があります。
それは腸内環境のリセットです。
腸内フローラという言葉が一般の方にも浸透してきていますが、それをファスティングにより整えていくことができるのです。
腸内菌は人により様々で、その人の生活習慣、特に食事によって構成菌が変わります。
ファスティングで腸内菌をリセットしてお腹の中から体質改善できるのもファスティングの大きな効果と言えます。
はじめの方で復食期という考え方も大切です、とお話ししたのもこの腸内環境を整えるのはやはり何を食べるかによるためです。
※完全ファスティング の解説動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=G7OPfFsyO4o)
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【⑦ファスティング(回復食)】
他のページではファスティングの詳しいやり方を説明しています。
ここでは特にファスティングをする際に大切な回復食について説明していきます。
復食期はファスティング終了後、元の食事に戻していくための期間です。
ファスティングを終了したからといって、すぐに固形物を口にして良いというものではありません。
ファスティングを終えると腸内環境はリセットされています。
そこへ急に固形物や高カロリー、高脂質などのものを食べると内蔵にとても負担をかけることになります。
最初は米を柔らかく炊いた味付けのないおかゆ(おもゆ)から、徐々に通常の食事に戻していきます。
気を付けることとして、ファスティング終了から3日間は肉類や高たんぱく質の食事は避け、次にあげる食材をまんべんなく食べることが大切です。
健康の増進維持に理想的で、人間が生きていく上で必要な栄養素のビタミンやミネラルを豊富に含み、バランスの良い食材を語呂合わせしたものを「マゴワヤサシイ食材」と言います。
マ・・・マメ類、納豆、豆腐、味噌、大豆など
ゴ・・・ゴマ、ナッツなどの種子類
ワ・・・ワカメ、昆布などの海藻類
ヤ・・・野菜類
サ・・・魚(特に小型の青背魚類)、いわしなど
シ・・・シイタケ、なめこなどのキノコ類
イ・・・イモ類、ジャガイモ、さつまいもなど
ただし、「サ」にあたる魚類は動物性のたんぱく質で消化に負担のかかる恐れがあるため、控えめの摂取がおすすめです。
理想を言えば、最初の1週間は脂質の多いものや肉類は控えたほうが良いです。
この復食期に酵素ドリンクを続けるのも大変良いです。
たくさんの野菜野草類が微生物の力を借りて、成分的にも細かく分解(消化、発酵)されていますので、消化管に負担をかけることもなく腸内環境を整えてくれます。
私たちの身体は私たちが食べたのもから作られます。それは腸の中も同じです。身体の中をリセットした後こそ、その後の食事を気を付ける必要があるのです。
ファスティングが終わっても、ファスティングの前の生活を続けてしまうとまたもとに戻ってしまう可能性があります。
ファスティングをする前と後では、味覚が変化したり、腸内環境が劇的に変わることから、普段の食事や健康に対する感覚が変わる人も少なくありません。
聖医ヒポクラテスの格言として「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか」という言葉があります。
せっかくの努力を無駄にしないように復食期、その後の生活習慣に気をつけましょう。
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【⑧ファスティング(酵素とは?)】
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンク(酵素)などを使用しな
がら、誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、様々な目的で行われます。
酵素ドリンクと聞いて特に疑問を持たずに飲んでいる人もいると思いますが、そもそも酵素ってなんだろうと思っている方も多いはずです。
ここでは皆様が言葉だけで認識している酵素について解説していきます。
まず、食における「酵素」という物質の知識について。
大切な知識として、「酵素を食べても身体の中で酵素は増えない」ということです。
酵素とは、生体で起こる反応を早めるタンパク質の一種です。
身体に必要な酵素は身体の中でアミノ酸から必要に応じて合成しています。
現在その働きが知られている酵素の種類は約 4,000 種類ほどあります。
よく、「遺伝子が活性化する」という言葉もありますが、これもその遺伝子によって数あるタンパク質の中からある特定のたんぱく質が身体の中で作られるということを意味します。
最近、「酵素を食べても体内の酵素を増やす」というお話がありますが、
通常、酵素を食べても増えることはありません。
これは、酵素がタンパク質なので、胃酸により、アミノ酸まで分解されて吸収されるためです。
そもそも、酵素の量が増えすぎると人体に悪影響が出るため、
酵素の生体内での生産量は正確に制御されています。
むしろ、食べ物によって酵素が増えれば、生体反応が狂ってしまい、危険です。
「酵素を食べて、体内の酵素を増やす」と主張されている方に、
「酵素を食べて、体内の数千種類ある酵素のうち、どの酵素が増えますか?」と質問しても答えられないはずです。
さらに言えば、植物、微生物、ヒトの酵素の構造が異なります。
植物の酵素を飲んで、体内で植物の酵素が増えるのであれば、危険なことになります。
実際は、タンパク質である酵素がアミノ酸まで、分解され、その後吸収されたアミノ酸から体内で必要なタンパク質が合成されるので、心配ありません。
ではなぜ、酵素が身体に良いと評判なのでしょう?
それは皆様のご家庭の料理、和食を考えてもらえればすぐにわかります。
昔から身体に良いとされるお味噌汁、これも酵素のおかげで成り立つ料理の一つです。
大豆を微生物によって「発酵」させているお味噌。
そこまでは知っているという方も、もう一歩踏み込んで勉強しましょう。
微生物が大豆をどうやって発酵させているのか?
それは分子を細かく分解してほかの物質に変化させるという機能を持つたんぱく質、「酵素」を使って発酵させています。
つまり、発酵することによって得られた栄養素(お味噌の成分)が身体に良いので発酵食品は身体に良いのです。
それは酵素のおかげでできた発酵食品だからです。
世の中で酵素と付く食品も、発酵食品として健康のために良いですよ、というわけです。
酵素を身体の中で増やして健康になりましょうというわけではありませんので注意しましょう。
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【⑩ファスティング(運動)】
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、
誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、
様々な目的で行われます。
ここではファスティングと運動について解説していきます。
健康ブームということもあり、ホットヨガやマラソンなどを健康習慣に取り入れている人も多いかもしれません。
このような習慣を取り入れている健康意識の高い人の中にも、ファスティングに挑戦したいという方はいらっしゃると思います。
結論からいうと、汗をダラダラかくような激しい運動は控えてください。
理由として、普段の食事と比べてファスティングの時は塩分の摂取量が大きく減るため、汗のかき過ぎはNGです。
また、あくまで身体を休める時なので身体を消耗するほどの運動は控える必要があります。
ファスティング中は眠気も起こりやすいため、長距離の車の運転や危険な機械の操作などにはご注意ください。
これらのことから、激しい運動以外には、ホットヨガやサウナ、熱いお風呂も控えてください。
逆に、ファスティング中は代謝機能を高めてデトックスを促すために、軽いウォーキングやストレッチ、ヨガ(ホットヨガはNG)などはおすすめです。
普段なんとなく「運動は体に良い」と考えている方も多いと思いますので、ここでは改めて運動の良さについて説明をしておきます。
運動するとなぜ身体に良いのでしょう?
大きく分けると以下の(1)~(4)になります。
(1)心臓や肺の機能を向上させる
脂肪を減らし、筋肉量を増やすことによっていつまでも若々しく健康な体や肌を保つことができます。
(2)血管を丈夫にする
生きていく上で必要な栄養素を全身に運んでいるのは血管とそこを流れている血液です。
したがって、血管の質はとても重要で、血管が弱くなってしまうと老化を速めることにもなり、病気の元にもなってきます。
運動することで血管が丈夫になり、血流も良くなって老化を緩やかにできます。
血流をよくすることで全身の毛細血管(全身の血管の99%以上を占める)に血液を巡らせることができます。
最新の研究では、使われていない毛細血管は消えてしまうことも知られており、老化の元とも考えられています。
ちなみに漢方では「病気の8割は血流から」と言われていますので、それほど血の巡りが大切というわけです。
(3)免疫力、自然治癒力を高める
人間が本来持っている免疫力や自然治癒力を高め、病気になりにくい身体になります。
本来、私たちの身体には生体機能のバランスを保ち、いつも健康を維持しようとする働きがあります。
これを自然治癒力といいます。
(4)筋肉と骨を丈夫にする
身体を支えているのは筋肉と骨です。
年齢を重ねるたびに筋肉量は減り、骨の強度もどんどん低下します。
運動をすることでこれらの低下を防ぐことができます。
ファスティング中はデトックスを高めるための軽い運動を心がけ、普段の生活でもできるだけ運動する習慣を取り入れていきましょう。
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【⑪ファスティング(好転反応)】
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、
誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、様々な目的で行われます。
ここではファスティングの時に起こる好転反応(こうてんはんのう)について解説していきます。
好転反応とは症状が改善する過程の副次的結果として、一時的に見られる症状の悪化です。
原因はいくつかありますが、代表的な例としてはファスティングによる細胞の入れ替えです。
崩壊した細胞の物質が血液中に流れ込み、さらに肝臓から小腸の回腸に流れ込むことで引き起こされると考えられています。
また、新陳代謝の過程で炎症が起こることもあります。
主な症状をあげると頭痛や肩こり、腰痛、吐き気、嘔吐、めまいなどです。
何回かファスティングを繰り返し実践したり、日にちを重ねることで好転反応の症状はなくなります。
習慣的に不摂生をしていたり、身体に毒素や老廃物が溜まっている人ほど好転反応が強く出る傾向にあります。
健康な身体であればほとんど好転反応は起こらないと言われています。
もし、2~3日経過しても症状が緩和しない場合は専門家の指導を受けるようにしてください。
無理に続けないことが大切です。
逆に、ファスティングは中止しようと思えばいつでも中止できるという安心感も健康法としての良さの1つです。
中止した場合は、回復食にふさわしい「マゴワヤサシイ食材」で食事を摂ってください。
ここからはさらにファスティング中に起こっている現象とファスティング中の体調変化について説明します。
(1)頭痛への対処
ファスティング中は塩分を急に断つことによって、ひどい頭痛になる場合があります。
この時は塩分を補給することで解消することが多いので、味噌をお湯に溶かして飲んだり、岩塩をなめて塩分を少量摂取しましょう。
精製してある食塩は避けましょう。
(2)エネルギー共有元の変化
身体を動かすエネルギーは糖質(グリコーゲン)、脂質(脂肪酸)、タンパク質(アミノ酸)の形で蓄えられています。
最もエネルギーに変えやすい糖質は筋肉と肝臓に蓄えられていますが、筋肉の糖分は筋肉を動かすために消費されます。
全身のエネルギーとしては肝臓に蓄えられている糖質を使います。
特に脳は普段は糖質以外のエネルギーを使いません。
ファスティングでカロリー制限をした場合、肝臓にある糖質のエネルギーを使っていき、24時間ほどでなくなります。
糖質のエネルギーがなくなると、身体はアミノ酸や脂肪酸をエネルギー源とするモードに切り替わります。
先ほど、脳は普段はエネルギー源として糖質を使うというお話しでしたが、このモードになると脂肪酸から作り出されたケトン体と呼ばれるものをエネルギーとして使い始めます。
これにより、脳からは α 波(アルファー波)が出始めリラックス状態になります。
さらに、安心(快楽)ホルモンと呼ばれるセロトニンも分泌されてくるため、空腹感で苦しかったファスティングが2~3日続けたあたりから、嘘のように楽になり頭もすっきりしてきます。
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【⑫ファスティング(頭痛)】
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、様々な目的で行われます。
ファスティング中に良く起こる一時的な不調として「頭痛」が有名です。
頭痛を含めたファスティング中に起こる不調を好転反応といいます。
一般的な好転反応の原因としてはデトックスによって生じますが、頭痛に関してはデトックスに加えて塩分摂取量の関係でも起こる場合があります。
また、頭痛はストレス状態やホルモンバランス(特に女性の場合)など様々な原因が考えられます
が、ファスティング時の主な原因と対処法を解説しておきます。
<デトックスによる頭痛>
代表的な例としてはファスティングによる細胞の入れ替えです。
崩壊した細胞の物質が血液中に流れ込み、さらに肝臓から小腸の回腸に流れ込むことで引き起こされると考えられています。
また、新陳代謝の過程で炎症が起こることもあります。
身体に溜まった毒素が血中に入ることで一時的に頭痛などが起こります。
初心者ほど毒素が溜まっており、好転反応が起こりやすいと言われています。
1日1食置き換えから始め、1日ファスティング、あるいは2日間の完全ファスティングというステップを踏んだ実践で身体を慣らしていくのが良いでしょう。
ファスティングを定期的に繰り返していくことでこれらの症状も起こらなくなってきます。
もちろん、初めから頭痛が起こらない方もいます。
<塩分摂取量の低下による頭痛>
塩分(ナトリウム)は尿から排泄されるミネラルです。
高血圧の方は摂取量を控えるように指導を受けているかもしれません。
それくらい普段の生活では塩分を摂りすぎている場合が多いのです。
塩分には水分を身体に蓄える性質があるため、塩分を摂りすぎると体液量が増えすぎて体がむくんだり高血圧になります。
逆にファスティング中では塩分の摂取が断たれるため血圧が下がり、ひどい頭痛になる場合があります。
一般に血中のナトリウム(塩分)が少なくなることを臨床では低ナトリウム血症といいます。
特に急性低ナトリウム血症では,臨床症状は主として神経学的なものであり(浸透圧によって水分が細胞内に移動することが原因),頭痛,錯乱,昏迷のほか,発作や昏睡が生じることもあります。
これの対処法としては少量の塩分を摂取することがあげられます。
発酵食品である味噌を溶いて飲んだり、天然塩である岩塩を摂取することで解消します。
ぜひ参考にしてみてください。
また、ファスティング中は体から毒素が出ていくため、それらを処理する肝臓や腎臓に負担がかかります。
以下の疾患をお持ちの方はファスティングは行わないように注意しましょう。
・肝炎、肝硬変、がん、瘦せ型の糖尿病、胃・十二指腸潰瘍
・精神病、狭心症、心室性不整脈、その他すでに臓器障害を起こしている方
・副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)投与中の方、その他に投薬を中断すると危険のある方
・過去に心筋梗塞や脳卒中を起こした方
・15歳以下の方。
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【⑬ファスティング(リバウンド予防)】
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、
誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
現代でのファスティングはダイエット、デトックス(毒素排泄)、体質改善、生活習慣病の予防など、様々な目的で行われます。
ダイエットを目的としている場合にはリバウンドが起きるのではないか、と心配する方もいるでしょう。
世の中には不健康なダイエット法もたくさんあります。
「食を断つ」ということで、確かに体重を落とすことは可能です。
しかし、水だけで行うファスティングは身体の代謝機能をしっかり働かせるという意味でもおすすめできません。
デトックスに必要な代謝には様々なミネラルやビタミンも必要ですし、過度な筋肉の減少を避けるためにも最低限の糖分、アミノ酸が必要です。
そのため、水だけや一つの野菜、フルーツだけというファスティングでは栄養バランスも悪く、一時的に体重は落ちるもののリバウンドする確率が非常に高くなってしまいます。
身体の代謝機能に悪影響を及ぼす毒素をきちんとデトックスするということも、その後のリバウンドを防ぐために重要です。
<リバウンド防止の鉄則>
まずは、正しい体重の落とし方でダイエットしましょう。
ただの不健康な食事制限ではNGです。
デトックスもされなければ、筋肉量も落ち、体質改善になりません。
ファスティングのように栄養バランスのとれた酵素ドリンクでデトックスをするのがおすすめです。
ファスティング中はもちろん禁煙ですが、回復食を食べ始めてからも禁煙を続けましょう。
無酸素運動(筋力トレーニングなど)と有酸素運動(ウォーキングなど)を組み合わせて運動習慣を身につけましょう。
筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、太りにくくなります。
「冷えは万病のもと」というように漢方の考えから見ても基礎代謝をあげて体温をあげることは健康に直結します。
有酸素運動は脂肪燃焼に良いのでリバウンド防止という点から見ても疑問はないでしょう。ここまで、どこでも聞いたような当たり前のことを説明していますが、この当たり前ができていれば太りませんし、リバウンドもしません。
自分を変えるためには習慣を変えましょう。
最後に食事です。
私たちは食べたものからできています。
ファスティングで腸内をリセットしたり、デトックスをした後は健康的な食事を心がけましょう。
運動は苦手という方も、食事を変えることはできると思います。
具体的には「マゴワヤサシイ食材」です。
健康の増進維持に理想的で、人間が生きていく上で必要な栄養素のビタミンやミネラルを豊富に
含み、バランスの良い食材を語呂合わせしたものを「マゴワヤサシイ食材」と言います。
マ・・・マメ類、納豆、豆腐、味噌、大豆など
ゴ・・・ゴマ、ナッツなどの種子類
ワ・・・ワカメ、昆布などの海藻類
ヤ・・・野菜類
サ・・・魚(特に小型の青背魚類)、いわしなど
シ・・・シイタケ、なめこなどのキノコ類
イ・・・イモ類、ジャガイモ、さつまいもなど
いくらファスティングをやっても、その後の食生活を改めなければせっかくの努力も水の泡となり、当然リバウンドの確立も高くなります。
食事バランスを整えるため、ファスティング終了後も酵素ドリンクは続けて飲みましょう。
ここまで説明したことを実践できればリバウンドを起こす可能性は低いでしょう。
健康やダイエットには魔法はありません。
自分自身の意識と行動で結果が出ます。
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【⑭ファスティング(スムージー)】
スムージーはファスティングに使えますか?
という質問をたくさん受けますが、回答が難しいのが事実です。
それは、その人の体質と、ファスティングを行う時期、スムージーの作り方、によるからです。
スムージーは、野菜や果物を細かくしているので、体を冷やして体温を下げてしまいます。
一方、ファスティングドリンクは、野菜や果物を発酵して作っているので、体温を下げることは無いです。
(体温についてはプラスマイナスゼロです。)
そして、完全ファスティング中は、摂取カロリーが低下するため、体温も下がりがちです。
代謝が低下すると、ファスティングの効果が低下するので、冷え性を持っている人や冬のファスティングは特に注意が必要です。
したがって、冷え性を持っている方や、冬のファスティングにはスムージーよりもファスティング酵素を使うことをお勧めします。
体温について補足すると、体温が1℃上昇すると、代謝率が約14%上昇します。
つまり基礎代謝が1400kcalの人は同じ運動をしても、190kcal以上も代謝が上がるという計算となります。
ファスティングの効果を考える上でも体温への影響は重要です。
漢方では「冷えは万病の元」という言葉がありますが、「冷えはダイエットの大敵でもあります」。
ファスティング中は、低カロリーとなるため、体温が下がりがち。
せっかくのファスティングも代謝を下げてしまっては意味がありません。
日ごろから蒸したショウガなどのカラダを温める食品を摂るように心がけ、代謝率を上げるようにしてください。
運龍堂では、冷え性や冬のファスティング対策として、必要に応じて、内臓を温め代謝をアップする漢方薬を使用します。
ファスティング酵素の「美真伝(びじんでん)」には、内臓を温める素材を配合しているので、特に完全ファスティングには「美真伝」がオススメです。
またスムージーの作り方についてですが、スムージーの栄養は使用する素材に依存するので、コメントが難しいです。
スムージーは食物繊維が残るので、胃腸への負担はファスティング酵素の方が少ないです。
(普段の栄養対策であれば、すごく良いのですが。)
一方ファスティング酵素は60種類の野草、野菜、果物から作られています。
加えて、発酵するので分子が細かくなり、胃腸への負担が和らぎ、吸収効率もあがります。したがって、食事を置き換えたり、完全ファスティングをする際には、やはりファスティング酵素を使用することをおすすめします。
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【⑮ファスティング(1日)】
1日ファスティングについて解説します。
ファスティングとは、身体に必要な栄養分やミネラルを補う植物発酵ドリンクなどを使用しながら、
誰でも実践できるように考えだされた短期間で行う「断食」の事です。
まずは、準備期間についてです。
<準備期間の心得>
準備期間の日数はファスティングを導入する少なくとも3日前をおすすめします。
身体が慣れていない状態でファスティングを行うと体に様々な拒否反応が起こる可能性があるためです。
内蔵に負担のかかる高タンパク質、高脂肪の食事は可能な限り控えましょう。
具体的には肉や揚げ物、ケーキ、チョコレートなどの菓子類、ファストフードなどです。
できればコーヒーなどのカフェイン飲料も控えます。
準備が終わりましたらいよいよ本番です。
運龍堂では多くの場合、3種類の方法を実践していただいております。
(1)1日1食置き換えファスティング
3回の食事のうち1回だけ酵素ドリンク20mLに置き換える方法です。
(2)1日1食ファスティング
3回の食事のうち2回をそれぞれ酵素ドリンクに置き換える方法です。
ドリンクの量は多くなってもかまいません。
朝・昼をドリンク、昼・夜をドリンクにする。
(3)完全ファスティング
2~3日間すべての食事を酵素ドリンクに置き換えます。
この時のドリンクと水の量は無制限ですので初めてチャレンジする場合は多めに意識して飲むと実践しやすいです。
この完全ファスティングと置き換えファスティングの間にさらにステップを踏みたい場合におすすめなのが1日ファスティングです。
完全ファスティングと何が違うのか?
それは脂肪燃焼効率の違いです。
ファスティングを始めると、肝臓に蓄えられた糖分をエネルギーとして使う割合が大きいのです。
そしてこの糖分を使い果たすと脂肪燃焼がより強くなり、デトックスが効率的に起こり始めます。
身体に溜まる毒素は脂肪に蓄積しやすい性質があるため、脂肪燃焼・デトックスという意味では完全ファスティングがおすすめです。
しかし、完全ファスティングにはデトックス効果が高い反面、好転反応なども伴う場合が多いため、
身体を慣れさせるという意味でも1日ファスティングはおすすめです。
いきなり無理をするのではなく、きちんと準備期間を設けて、置き換えファスティング、1日ファスティング、完全ファスティングとステップを踏んでいきましょう。
もちろん、置き換えファスティングから完全ファスティングに移行して好転反応もあまり起こらず、実践できてしまう人もいます。
ファスティングを定期的に行うことで体質も変わっていきますので、習慣化するまでは無理をせずに着実に実践していきましょう。
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【⑯ファスティングマイスター】
ファスティングを実践され、ファスティングをお伝えすることをお仕事にしたいという方がおりましたら、
「ファスティングマイスター」という資格があります。
ファスティングマイスターの詳細はこちらから
http://fasting.bz/meister/164
ファスティングマイスターは、美容と健康と食育のスペシャリストの資格制度です。
各分野に特化するのではなく、美容と健康と食育を総合的に学ぶことでファスティングと関連する総合的な知識を獲得し、元気で健康で美しいライフスタイルに活かすことができます。
例えば、初級ファスティングマイスターは、
自分自身はもちろん、ご家族の健康ライフをサポートできる資格です。
具体的には、
★現代の食事情を学ぶことで、自ら食を選択する力がつきます。
★ファスティングの基本的なメカニズムとガイドラインを学ぶことで、いつでも自分で安心安全なファスティングを実践することができるようになります。
さらに、2級になると、ファスティングに関する知識と経験を取得し、健康と美容に関する知識を生かし、
エキスパートとして幅広く多くの人に伝えることができます。
そして、1級になると、ファスティングに関する確固たる専門知識を持ち、分子整合医学美容食育協会のパートナーとして次世代を担うファスティングの指導者を育成することができます。
ファスティングをさらに学びたい方、お仕事にしてみたい方、
ぜひファスティングマイスターの詳細をご覧ください。
ファスティングマイスターの詳細はこちらから
http://fasting.bz/meister/164
以下、受講者の声です。
5・23 東京初級受講者の声 其の壱
「現在はWEBのグラフィックデザイナーをやっているのですが、4年くらいの前OL時代に自律神経のバランスが崩れてしまったんです。
いろいろな書籍を読んでみたところ、腸が大事なことを知りました。
そんな矢先に腸内環境のワークショップで圓尾和紀さん(エキスパート・ファスティングマイスター)と出会ったんです。
ファスティングをしたことがないので、今回初級検定を受けてみようと思いました。
(受けてみての感想は)とてもいい勉強になりました。
こんなものは食べてはいけないというものも少しずつ減らしています。
仕事に活かせていけるかは、分かりませんが、もっとファスティングの勉強はしてみたいです」
ファスティングマイスターの詳細はこちらから
http://fasting.bz/meister/16
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【⑰漢方薬局運龍堂の「失敗しない」酵素ドリンクの選び方】
ファスティングに必要な酵素ドリンク、探していませんか?
酵素と検索しても本当にたくさんの商品が出てきます。
たくさんありすぎて、どうやって「信頼できるもの」を見つけたらいいのかわからないとお困りの方も多いはず。
あるいは、「なんで酵素ドリンクが必要なの?」と疑問を持っている方、そもそも「酵素って何?」という方もまだまだたくさんいらっしゃいます。
ここではファスティングに使用する酵素ドリンクを選ぶ際のポイントや注意点をまとめてあります。
酵素ドリンク選びで「失敗しないため」にも必見です。
大切なポイントは酵素ドリンクに使われている「原材料」や「製造工程と発酵期間」、薄めていない「植物発酵原液」であること、ファスティングに使用されてきた「実績」、飲み続けることを考えると「味」も大切になってきます。
これらのポイントに関して何も示されていないドリンクも多く販売されています。
ぜひ参考にしてみてください。
<なせ酵素ドリンクが必要なの?>
ファスティングはデトックス(排毒)を行い、体質改善、特に現代ではダイエットなどを目的としてチャレンジする方も多いです。
生活習慣病の予防にもなりますし、今現在、健康だという人にも健康維持・増進のために役立ちます。
それでは、酵素ドリンクの必要性についてです。
ファスティング中は信頼できる酵素ドリンク(ファスティング酵素)使用します。
デトックスをきちんと行うためにもビタミンやミネラル、アミノ酸といった最低限の栄養素をバランスよく摂取しながら行う必要があるからです。
最近はスムージーを自分で作っている方も多いですが、ファスティングの際はしっかりと考えて作られた酵素ドリンクを使用しましょう。
スムージーですと手作りで手間がかかることや作り置きができないこと、野菜の品質や栄養バランスが取れているか自分で調べるのが困難だからです。何より、代謝機能を高めたいファスティング中に身体を冷やすスムージーはおすすめできません。
酵素ドリンクをプラセボ効果だと思っている人もいるようですが、必要最低限の栄養を補って代謝機能を高めるためには、やはり必要不可欠です。
<信頼できる酵素ドリンクのポイント>
①原材料をチャックしましょう。
きちんと使われている材料が示されているか確認しましょう。
栄養バランスから見ても種類の多さもポイントです。
②どこで採れた野菜・野草なのか
野菜の品質は産地に大きく影響を受けます。
できるだけ自然の食材が使われているものを選びましょう。
③酵素といえば「発酵期間」が大切
酵素ドリンクは発酵食品です。
酵素は熱に弱いから熱処理していないものを選びましょうと言われることも多いですが、大切なのは「きちんと発酵熟成しているかどうか」です。
発酵していれば、その後に酵素がどうなろうと関係ありません。
大根おろしの消化酵素パワーで胃もたれ知らず、とは酵素ドリンクの場合ちょっと酵素の使い方が違います。
酵素ドリンクは製造段階で栄養素を細かく吸収しやすい状態に変化させてくれています。
飲む時にその酵素の働きがあるかどうかは重要ではないのです。
一般に、酵素が身体に良いと言われる理由は酵素によって生み出された栄養素が身体に良いからです。
酵素を身体に取り入れるからではありません。
代表的な発酵食品はお味噌です。お味噌をお湯に溶かせばお味噌汁になり、それは日本人の長寿を支えてきた大切なレシピでもあります。
味噌が作られる時に「きちんと酵素によって発酵されている」からお味噌は体に良いのです。
発酵とは簡単に言うと、栄養素を細かく分解して吸収しやすい状態にすることです。
そのための期間として1年以上かけてじっくり発酵熟成されているものが安心です。
さらに、薄めずに製品化されている「植物発酵エキス原液」かチェックしましょう。
<酵素って何?>
ファスティング中は消化管を休めるためにも、吸収しやすい栄養素がギュッとつまった酵素ドリンクが良いのです。
私たちの身体の中でも作っていますが、食品で「酵素」といわれる酵素を生み出しているのは微生物です。
体に良い微生物(有用菌)がどれくらい発酵に関わったかどうかも大切ですのでチェックしましょう。
酵素を食べても身体の酵素は増えないですし、酵素はたんぱく質なのでアミノ酸まで分解されて体の中で必要な酵素は消化酵素や代謝酵素として作り出されています。
発酵を行っているのがまさに酵素であり、酵素は微生物などが作り出しています。
そもそも酵素は生物種によって様々ですので、微生物の酵素と私たち人間の身体の中で働いている酵素は違います。
正しい知識を持ちましょう。
<たくさんの方のファスティングを成功させてきた実績>
酵素ドリンクが安心して使えるものなのか確証をもってから使ってみたい、そんな方も多いと思いますが、ひとつの安心材料として実績があります。
まず、ファスティングについて何でも聞ける、相談できる窓口があるかどうか。
これには様々な方法があると思いますが、電話やメールでの対応から、リアル店舗での健康相談などです。
運龍堂ではファスティングに関して直接お店に来てもらい勉強会も行っています。そこから学んで実践する方もいれば電話でのファスティング相談も受けています。
ファスティングのやり方もいくつかあるので、自分ではよくわからないという方にも相談できる窓口があるのは大切です。
初めてチャレンジする方は特にそうなのですが、ファスティング中は好転反応も含めて体調の変化を感じる人もたくさんいます。
身体のだるさが出たりと体調が変化している中、自己判断でファスティングを継続するかどうか相談の連絡も来ます。
その際に、健康のプロから適切なアドバイスが受けられるのは大変心強いわけです。
ぜひ、ファスティング酵素選びの際にはサポートしてもらえる製品を選ぶと良いでしょう。
それから、失敗しやすい要素として、酵素ドリンクの「味」です。
酵素ドリンクによって味が違いますので、どれだけ飲み易いかどうかも重要です。
続けることで身体は変わります。
続けられない、飲めないドリンクは選ばない方が無難です。
運龍堂で扱っている「美真伝」は漢方処方の視点から蒸したショウガが入っています。
これがドリンクの甘さをちょうど良くしており、飲み易い、美味しい!と好評です。
ここまで、酵素ドリンクの選び方におけるポイントをまとめてきました。
どれにしようか迷っていた方は決め手になる知識が付いたのではないでしょうか。
「原材料」や「製造工程と発酵期間」、「植物発酵原液」、「実績」、「味」について調べておけば安心して購入できます。
ぜひ、失敗しない酵素ドリンク選びをして、なりたい自分を手に入れていきましょう。
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【⑱なぜ漢方由来が良いのか?】
酵素ドリンクには珍しい、漢方由来の「美真伝」について解説していきます。
漢方には「気」「血」「水」という言葉があります。
この3つの“流れ”が正しく身体を巡り、そのバランスが保たれることによって、私たちの健康が正しく維持されているという考え方です。
「気」「血」「水」のどれかが不足したり、巡りが悪くなることが、不調や病の原因になると考えられています。
美真伝はこの気血水の巡りを重視した漢方由来の考え方を基に作られています。
漢方では「冷えは万病のもと」という言葉があります。
ファスティング中はカロリー摂取量の低下もあり、冷えを感じる方もたくさんいます。
デトックスや身体の代謝機能を高めるファスティング中に身体を冷やしては意味がありませんので、
美真伝には身体を中から温める「蒸して乾燥させたショウガ」を配合しています。
<気・血・水とは?>
気(き)とは食べたものや空気から取り込まれた生命エネルギーです。
これが全身のすみずみに巡ることで代謝や神経機能が健康的に維持されます。
血(けつ)とは主に血液のことです。
血液が全身のすみずみに巡ることで細胞までしっかり栄養や酸素が運ばれます。
これがうまく行われると身体も温まります。
水(すい)とは血液以外の体液です。汗やリンパ液、消化液など様々です。
身体の約60%を占める水分が身体の代謝とともに老廃物の体外への排出や免疫系のバランスを整えます。
これらの流れを整えることが漢方の究極的な目標です。
<気血水が大切な理由>
「気」「血」「水」という言葉までは知っているものの、これらの巡りが悪くなってしまうとどうなるか、それについて理解している人は少ないです。
ここでは健康を考えるうえで重要な気血水についてさらに解説していきます。
「気」の流れが不足している状態を「気虚(ききょ)」といいます。
気虚になると「なんとなくだるい」、「やる気が起こらない」などの症状が出てきます。
「血」が巡りが不足している状態を「血虚(けっきょ)」といいます。
これにより「冷え性」、「不眠」、「集中力の低下」、「立ちくらみ」を招いてしまいます。
「水」の巡りが不足している状態は「津虚(しんきょ)」といいます。
「睡眠不足」、「胃腸虚弱」、「皮膚に潤いがない」などの症状につながります。
反対に、これらの「気血水」が過剰な状態も不調につながります。
気血水は私たちが健康であるために大切な役割を果たしています。
<「冷えは万病のもと」を裏付ける「巡り」の大切さ>
東洋医学では多くの病気が「血」の巡りの不調によって引き起こされると考えられています。
血液の循環が悪くなると、不快な症状を起こすだけでなく、深刻な病気につながることもあります。
巡りの不調から体温が低下すると身体の細胞や臓器の代謝が悪くなり、さらに巡りの働きが低下します。
これにより肩こりや頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、神経痛などを引き起こします。
放っておくと深刻な生活習慣病へと進んでしまうこともあります。
「冷えは万病のもと」と聞いたことがあると思います。
冷えは「血」の巡りも含め、「気」「水」の巡りもすべて悪くしてしまうため、身体を温める大切さを意識しなければなりません。
<美真伝の漢方由来のこだわり>
美真伝は漢方視点の「巡り」にこだわった酵素ドリンクです。
これまで身体を冷やさない、温めることが大切ということをお話ししてきました。
美真伝は「冷え」対策に蒸しショウガを加えています。
漢方素材として“巡り”のために配合しているショウガには、漢方の知恵として蒸して乾燥させたショウガを用いています。
ショウガは血行を良くし、身体を温めることで知られていますが、実は普通のショウガと「蒸して乾燥させたショウガ」ではその働き方が違います。
普通のショウガは浅いところを温め、「蒸して乾燥させたショウガ」は深いところを温めると言われています。
万病のもとと言われている“冷え”対策として、巡りを考えて、「美真伝」にはひと手間加えて、蒸して乾燥させたショウガを用いています。
「なぜ漢方由来が良いのか?」
その答えは、健康であるためには身体の“巡り”が大切であり、それを整える漢方の視点が非常に役に立つからです。
ファスティングに使う酵素ドリンク「美真伝」もこの巡りを大切にしています。
健康になるためのファスティングで身体を温めながら実践できるよう考え出されたのが美真伝です。
身体を温めて「気」「血」「水」の巡りを整えていただきたいと思います。
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【⑲おすすめファスティング実行プラン (1日〜完全のステップを記載)】
ファスティングで健康になりたい!
キレイになりたい!
ダイエットを成功させたい!
デトックスしたい(身体から悪いものを出したい)!
体質改善して身体の悩みを解消したい!
でも、ファスティングに初挑戦で、やり方もどうしたらいいかわからない。
そういう方々のために、これらの目標を達成するための「おすすめの実行プラン」を紹介します。
まず、ファスティングには1日3食のうち1~2食を酵素ドリンクに置き換えるプチ断食があります。
これは1日1食(普段の食事)+酵素ドリンクが2食で計3食の食事とします。
さらにファスティングの効果を高めるため1日3食すべてを酵素ドリンクに置き換える方法もあります。
目的であるデトックス効果、ダイエット効果などをさらに発揮するためには2~3日間のファスティングが望ましいとされています。
徐々にステップアップしていく方法としておすすめなのが、まずは1日3食すべてを置き換える「1日ファスティング達成」を目標にすることです。
ここまできたら、そこから日数を2日、3日と増やしていけばよいわけです。
<ステップアップの流れ>
①から順に④までステップアップしていきましょう。
① 1日1食置き換え
1日3食のうちまずは朝か夕のどちらかだけを酵素ドリンクに置き換えます。
寝ている時間を含めて12時間以上、消化管を休ませることができます。
この時の酵素ドリンクの量は20mLです。
これをお湯や水、炭酸水(ソーダ水)などでお好みに合わせて薄めて飲みます。酵素ドリンクですが、お湯で飲んでも問題ありませんのでご安心ください。
詳しく知りたい場合は酵素ドリンクについてまとめたページをお読みください。
これだけでも毎日継続することでカロリー制限、酵素ドリンクによる栄養バランスの良い食事が達成できます。
これを少なくとも1週間ほど行うと良いです。
↓
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ステップ② 1日1食ファスティング(1日2食置き換え)
1日2食を酵素ドリンクに置き換える。
置き換えるタイミング:朝・昼を酵素ドリンク or 昼・夜を酵素ドリンクにする。
この時の酵素ドリンクの量は1回20mLより多くても大丈夫です。
カロリー制限の効果が高くなるのでデトックス、減量の効果が大きくなります。
↓
↓
ステップ③ 1日ファスティング(3食すべてを酵素ドリンクで過ごす)
これに挑戦する前に、1日1~2食の置き換えに慣れてから行うと良いです。
↓
↓
ステップ④ 2~3日間の完全ファスティング
6食あるいは9食をすべて酵素ドリンクに置き換える。
この時の水・酵素ドリンクの量的な制限はありません。
好きなだけ飲んで大丈夫です。
ステップ①~④の中で④の方法が減量、デトックス、体質改善効果が最も高まります。
<完全ファスティングを行うにあたって>
完全ファスティングの準備として1日1~2食を置き換えるという説明をしてきました。
1日ファスティングを達成したら、続いて完全ファスティングにチャレンジしましょう。これには完全ファスティング中に起こる体調の変化をしっておくと安心してチャレンジできます。
2~3日間の断食を行うと、脂肪燃焼が高まり、デトックス効果(身体から悪いものが出ていく)も高まります。
デトックス効果が高まると、人によっては好転反応も強くでる場合があります。
これは一時的に出てきた毒素による身体のだるさなど様々です。
詳しくは好転反応に関してまとめたページがありますのでご覧ください。
定期的にファスティングを行うと、身体に溜まった毒素も減り、好転反応も起こらなくなってきます。
自分の身体が変化していく様子に意識して楽しくファスティングを行いましょう。
完全ファスティングの効果についてもまとめたページがありますので興味のある方は実践前に読んでおきましょう。
どのような効果があるのか知っておくとワクワクしながらチャレンジできます!
ぜひ、自分磨きの方法として正しいファスティングを身に付け、より良い自分になれるよう努力していきましょう。
身体に不調のある方は健康に、今もすでに健康だという方はさらに健康維持増進のためにファスティングは役立ちます。
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[【⑳ファスティングを行うときの注意点】
ファスティングを行う上で注意することをまとめます。
これまで何度かチャレンジしたことのある経験者の方から、不安要素を解消してからチャレンジしたい初めての方まで役立つように書いていきます。
1.ファスティングと健康に詳しい指導者から指導を受けて行う
2.デトックス効果を高めるために水分はしっかり補給しましょう
3.ファスティング中は禁酒・禁煙にしてください
4.眠気が起こりやすいので、自動車の運転は避けるようにしてください
5.塩分摂取量がほとんどなくなるため、汗をたくさんかくようなことは控えてください
このほか、詳しく説明が必要なことは以下の段落でそれぞれ解説していきます。
<好転反応における対処>
好転反応とは症状が改善(身体の毒素が出ていく)する過程の副次的効果として、一時的に見られる症状の悪化です。
原因はいくつかありますが、代表的な例はファスティングによる細胞の入れ替えによるものです。
崩壊した細胞の物質が血液に流れ込むことで引き起こされます。
また、新陳代謝の過程で、炎症が起きることもあります。
主な症状としては頭痛(これは塩分摂取量の低下も原因になることが多い)、肩こり、腰痛、吐き気、嘔吐、めまいなどです。
ファスティングを何回か繰り返したり、日にちを重ねることによって、健康な方であればほとんどの方が好転反応はなくなってきます。
もし、2~3日経過しても症状が緩和しない場合は、即座にきちんとしたファスティング指導者の指導を受けてください。
決して自分の判断で無理して続けることはしないでください。
<ファスティングをしてはいけない人>
活動性肝炎、肝硬変、がん、痩せ型の糖尿病、胃・十二指腸潰瘍、精神病、狭心症、心室性不整脈、その他すでに臓器障害を起こしている方、副腎皮質ホルモン剤投与中の方、その他投薬を中断すると危険のある方、過去に心筋梗塞や脳卒中を起こした方、中学生以下
上記のような方は2~3日間の完全ファスティングを行ってはいけません。
*ファスティング中はデトックスが行われるため、肝臓や腎臓に負担がかかります。
<酵素ドリンクの必要性>
ファスティングは本来「断食」を意味する言葉ですが、現代のファスティング健康法は何も飲まないわけではありません。
基本的に日常の食事はストップしますので、断食ではあるのですが、酵素ドリンクと水は飲みながら行います。
ドリンクを野菜などから手作りする方もいますが、きちんと発酵熟成のされた酵素ドリンクを使用するようにしてください。
手作りだと手間がかかる上に、作り置きができません。
野菜が無農薬かどうかや栄養バランスが取れているか自分で調べることもできず、専門知識が無い方が行うファスティングは危険です。
また、食べ物の摂取制限をして行うものや、食べ物を何も取らないで行うことで健康被害やリバウンドにつながる恐れのあるファスティングの方法も多いため、正しい方法でファスティングを行うようにしてください。
酵素ドリンクには人間が生きていくために必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
現代人に不足しがちなこれらの栄養素を補給しながらファスティングを行うことで、体内に蓄積する有害毒素を排出できるようになります。
<準備期間をつくること>
ファスティングを行う前のウォーミングアップの状態の期間です。
ジムで身体を鍛えたり、プールで泳いだり、ジョギングをする前にはケガやトラブルが無いようにストレッチなどのウォーミングアップを行います。
ファスティングにおいても同様です。身体が慣れていない状態で突然ファスティングを行うと様々な拒否反応が起こる可能性があります。それを避けるために必ず準備期間を設けて実施します。
・日数
準備期間の日数としてファスティングを導入する前の少なくとも3日間は作りましょう。
ファスティングの効果を高めるために体内環境を整え、万全の状態にする期間です。
便がまったくでない方は亜麻仁油(アマニ油)やシソ油などのオメガ3系の油を大さじ1杯程度、就寝前に摂取すると排便が促されます。
運龍堂では便秘の方には潤滑油になる漢方薬も取り揃えていますのでご相談ください。
・準備期間の食事内容
内蔵に負担のかかる高たんぱく質、高脂肪の食事は可能な限り控えます。
肉や揚げ物、ケーキやチョコレートなどの菓子類、ファーストフードなどが具体的に控える食品です。
また、コーヒーなどのカフェイン入りの飲み物を控えることも大切です。
・マゴワヤサシイ食材を食べる
「マ」はマメ類です。味噌汁なども良いでしょう。
「ゴ」はゴマやナッツなどの種子類です。
「ワ」はワカメや昆布などの海藻類です。
「ヤ」は野菜です。
「サ」は魚類(特に小型の青背魚類)、いわしなどです。
「シ」はシイタケ、なめこなどのキノコ類です。
「イ」はイモ類です。ジャガイモやサツマイモなどです。
これらの食材は回復食にもまんべんなく摂取することが大切です。
<復食期間をもつ>
復食期はファスティング終了後、元の食事に戻していくための期間。
ファスティングが終了したからと言ってすぐに固形物をなんでも口にしても良いというわけではありません。
最初は米を柔らかく炊いた味付けのないおかゆ(おもゆ)から徐々に通常の食事に戻していきます。
ファスティング終了後は、腸内環境がリセットされているため、急に固形物や高カロリー、高脂質のものを食べると、内臓にかなりの負担をかけてしまいます。ファスティングの努力を無駄にしないように気をつけましょう。
「マゴワヤサシイ」食材をまんべんなく食べましょう。
この時期に酵素ドリンクもメーカーの推奨量を摂取することも腸内環境を整えるために役立ちます。
これらの注意点を守って安心してファスティングにチャレンジしてください。
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この記事の監修薬剤師
運龍堂 佐藤貴繁
略歴
1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任