投稿日:2021.03.19/更新日:2021.04.14

六味地黄丸(ロクミジオウガン)

①排尿困難、②頻尿、③むくみ
中間証で冷えがなく、漢方的に腎が虚して、冷飲を好む者に用いる。

※組成
(熟)地黄(じゅくじおう):ゴマノハグサ科、補虚薬 — 補血薬/微温
山茱萸(さんしゅゆ):ミズキ科、収渋薬 —固精縮尿止帯薬/微温
山薬(さんやく):キク科、補虚薬 — 補気薬/平
沢瀉(たくしゃ):オモダカ科、利水滲湿薬 — 利水消腫薬/寒
茯苓(ぶくりょう):サルノコシカケ科、利水滲湿薬 — 利水消腫薬/平
牡丹皮(ぼたんぴ):ボタン科、清熱薬 — 清熱解毒薬/微寒
「八味地黄丸」—「桂枝」—「(炮)附子」

※生薬の解説
・地黄は、栄養を補い老化を防ぐ作用、消炎止血作用、神経反射を良くする作用がある。
・山茱萸は地黄の働きを助けて老化を防ぐ作用を助ける。また地黄とともに耳鳴り、めまい、腰膝のだるさや無力感、遺精、寝汗を治す。
・山薬は地黄とともに、寝汗、熱感、口渇、疲労感を治す。
・沢瀉は腎臓に働きかけて、血中の過剰の水分を尿として排出する。
・茯苓は、消化管内、関節内、筋肉内、組織間の水など、過剰な水分を血中へ移動させて、利尿する。
・牡丹皮は、出血やうっ血に伴う熱感や手足のほてりを治す。

この記事の監修薬剤師

運龍堂 佐藤貴繁

略歴

1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
     北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
     専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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2021/03/19

六味地黄丸(ロクミジオウガン)

①排尿困難、②頻尿、③むくみ
中間証で冷えがなく、漢方的に腎が虚して、冷飲を好む者に用いる。

※組成
(熟)地黄(じゅくじおう):ゴマノハグサ科、補虚薬 — 補血薬/微温
山茱萸(さんしゅゆ):ミズキ科、収渋薬 —固精縮尿止帯薬/微温
山薬(さんやく):キク科、補虚薬 — 補気薬/平
沢瀉(たくしゃ):オモダカ科、利水滲湿薬 — 利水消腫薬/寒
茯苓(ぶくりょう):サルノコシカケ科、利水滲湿薬 — 利水消腫薬/平
牡丹皮(ぼたんぴ):ボタン科、清熱薬 — 清熱解毒薬/微寒
「八味地黄丸」—「桂枝」—「(炮)附子」

※生薬の解説
・地黄は、栄養を補い老化を防ぐ作用、消炎止血作用、神経反射を良くする作用がある。
・山茱萸は地黄の働きを助けて老化を防ぐ作用を助ける。また地黄とともに耳鳴り、めまい、腰膝のだるさや無力感、遺精、寝汗を治す。
・山薬は地黄とともに、寝汗、熱感、口渇、疲労感を治す。
・沢瀉は腎臓に働きかけて、血中の過剰の水分を尿として排出する。
・茯苓は、消化管内、関節内、筋肉内、組織間の水など、過剰な水分を血中へ移動させて、利尿する。
・牡丹皮は、出血やうっ血に伴う熱感や手足のほてりを治す。

この記事の監修薬剤師

運龍堂 佐藤貴繁

略歴

1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
     北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
     専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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