


3月17日ワタナベオイスター勉強会報告

牡蠣肉エキスのパイオニア、ワタナベオイスターの勉強会に参加しました。学術的な話と臨床的な面の両方で印象に残ったことがありました。まず、アンチドーピング認識プログラムのインフォームドチョイスで承認されたとのことで、アスリートの方でも安心して使える製品となったそうです(承認された製品はゼリーですが、錠剤やドリンクなど他の製品も成分チェック済みで安心)。ワタナベオイスターの社長から「有名で大きな会社が良い会社ではない、大切なのはブレない明確なビジョンを持ち、世界に通用する強くて永続性のある会社であること」というお話がありました。貝(動物性)の製品として機能性食品を取得するのはサプリメント業界としても初めてとのこと。学術研究などを含めてこれまでのたゆまぬ努力の成果だと感じました。今回も学術的な新たな発見があり、オイスターの可能性を感じました。効果的な体質改善の話題には腸内環境の内容がたくさん登場してきます。ストレスで腸内環境が悪くなり、腸内環境が良くなるとストレス耐性も高まる。身体に良い細菌を腸内に定着させるには分泌型のIgA抗体というものが腸内に分泌される必要があると報告されています。この抗体の分泌には視床下部-下垂体-副腎軸系と腸管免疫と腸内細菌叢との関係が重要とのことで、今後のさらなる研究に報告に期待です。臨床面では漢方薬による治療家の声として、漢方薬が昔よりも効きにくい人が増えているという感覚をもっている先生もいらっしゃるようです。古くから経験として培われてきた漢方薬も時代とともに進化させる必要があり、効果的な使い方を考える際には大切なポイントもたくさんありそうです。



