2021/08/02
夏こそ脳梗塞に注意!
脳梗塞は夏こそ注意
脳卒中は冬に多いというイメージがありますが、脳卒中の死亡者の6割を占める脳梗塞(脳の血管が詰まるタイプの脳卒中)に限ると、春は少なく、一年の中でも夏(6~8 月)が最も多くなります。
夏は脱水による体内の水分不足で、脳梗塞が起こりやすくなります脱水症状になると、血液がドロドロ状態となり、血流が悪くなったり、血栓ができやすくなったりするため、脳梗塞、心筋梗塞、熱中症などの危険性が高くなります。特に、就寝中は水分を取らないため脱水症状になりやすく、また通常、就寝中は血圧が下がるため、血流が滞り、脳の血管が詰まりやすくなります。早朝は、一日の中でも脳卒中の発症が多い時間帯です。
(写真をクリックすると綺麗な画像が見れます。)
漢方の視点からも同じく、夏は血流が悪化しやすく、特に五臓の「心」に負担をかけやすい時期です。実際は、とても暑い時期は、血液の粘性が上がりやすくなるため、一方、寒い時期で体温が下がるとあらゆる体液の動きが鈍ります。
したがって、最も暑い時期と寒い時期は血流が悪化するのですが、「心」は元々熱が籠りやすいので、夏に負担が増えます。一方で寒い時期は、水を扱う「腎」に負担がかかりやすくなります。そのため、暑い時期は血流を改善して、体の熱を除きながら「心」の負担を減らすことが重要です。
血流改善の漢方や生薬は非常にたくさんあります。
強力なものであれば、ヒル、ミミズ(=エイセニア・フェティダ)、
牛黄(ごおう)などを使用します。
(ヒルは非常に強力なため、妊婦さんには使用しません。)
また有名な朝鮮人参にも血流を改善する効果があります。
その他、丹参(たんじん)や
そしてクーラー冷えを起こしやすい方は桂皮(シナモン)も有効です。
桂皮は特に皮膚の表面の血流を改善するのが得意です。
牛黄は体に籠った熱を除く効果や心臓の機能を高める効果もあるので大変有効です。
今は非常に高価になってしまいましたが、暑い時期の農作業でも使われていた処方です。
脳卒中は冬に多いというイメージがありますが、脳卒中の死亡者の6割を占める脳梗塞(脳の血管が詰まるタイプの脳卒中)に限ると、春は少なく、一年の中でも夏(6~8 月)が最も多くなります。
夏は脱水による体内の水分不足で、脳梗塞が起こりやすくなります脱水症状になると、血液がドロドロ状態となり、血流が悪くなったり、血栓ができやすくなったりするため、脳梗塞、心筋梗塞、熱中症などの危険性が高くなります。特に、就寝中は水分を取らないため脱水症状になりやすく、また通常、就寝中は血圧が下がるため、血流が滞り、脳の血管が詰まりやすくなります。早朝は、一日の中でも脳卒中の発症が多い時間帯です。
(写真をクリックすると綺麗な画像が見れます。)
漢方の視点からも同じく、夏は血流が悪化しやすく、特に五臓の「心」に負担をかけやすい時期です。実際は、とても暑い時期は、血液の粘性が上がりやすくなるため、一方、寒い時期で体温が下がるとあらゆる体液の動きが鈍ります。
したがって、最も暑い時期と寒い時期は血流が悪化するのですが、「心」は元々熱が籠りやすいので、夏に負担が増えます。一方で寒い時期は、水を扱う「腎」に負担がかかりやすくなります。そのため、暑い時期は血流を改善して、体の熱を除きながら「心」の負担を減らすことが重要です。
血流改善の漢方や生薬は非常にたくさんあります。
強力なものであれば、ヒル、ミミズ(=エイセニア・フェティダ)、
牛黄(ごおう)などを使用します。
(ヒルは非常に強力なため、妊婦さんには使用しません。)
また有名な朝鮮人参にも血流を改善する効果があります。
その他、丹参(たんじん)や
そしてクーラー冷えを起こしやすい方は桂皮(シナモン)も有効です。
桂皮は特に皮膚の表面の血流を改善するのが得意です。
牛黄は体に籠った熱を除く効果や心臓の機能を高める効果もあるので大変有効です。
今は非常に高価になってしまいましたが、暑い時期の農作業でも使われていた処方です。