クマザサ茶で身体をキレイにしましょう!
熊笹茶
クマザサ茶の飲み方
5gを500mLのお水で煎じます。沸騰から弱火で5分ほど煎じたらカスを除き、その日のうちに飲み切ります。冷やしてもお飲みいただけます。煎じたあとは成分が葉っぱに戻らないようにきちんととり除くことが大切です。
クマザサとデトックスについて
イネ科クマザサの葉です。クマザサは葉緑素(クロロフィル)を豊富に含み、腸の中に溜まった老廃物を吸着して排泄するなど、血液から身体をキレイにすると言われています。成分であるクロロフィルに関する文献は非常に多く、健康面で有名なのが発がん物質や有害ミネラルの排泄です。発がん物質の中にはガンを起こすきっかけとなるもの(イニシエーター)と発ガンを促進するもの(プロモーター)があります。クロロフィルはイニシエーターと呼ばれるダイオキシンなど(ベンゾピレン、ヘテロサイクリックアミン類)を吸着して除去することが報告されています。
クマザサと健康について
クマザサに含まれる葉緑素と同じ骨格を持つものとしては活性酸素を除去する酵素、赤血球中のヘモグロビン、骨格筋中のミオグロビン、神経機能を正常に保つビタミンB12などがあります。また葉の成分にはミネラル類、ビタミン類も豊富に含まれています。これらの成分が複合的に身体へ影響していると考えられますが、クマザサ自体の健康効果における科学的な根拠はあまり報告されていません。しかしながら長年使用され、現代にまで淘汰されることなく受け継がれていることにはとても大きな意味があると思います。
クマザサと体臭対策について
体臭対策としてクマザサを用いることもあります。クマザサの葉の実験で、口臭の主な原因にもなっているメチルメルカプタンという悪臭物質に対する除去率が87,5%という顕著な消臭率が得られたという報告もあります。身体をキレイにすると言われるクマザサは、環境汚染や添加物など身の回りにあふれる不要なものから身体をやさしく守るのに適していると考えられます。
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この記事の監修薬剤師
運龍堂 佐藤貴繁
略歴
1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任