投稿日:2019.06.20/更新日:2020.03.06

今話題の麻の合法成分、CBD(カンナビジオール)とは

【今話題の麻の合法成分、CBD(カンナビジオール)とは】

 CBD(Cannabidiol、カンナビジオール)は薬用植物アサの成分の一種です。
*個人輸入、ネットでのCBD製品の購入に要注意!日本では違法となっているアサの部位の使用、規制成分を含んでいることもあります。相談薬局などの正規販売店で購入しましょう。

 CBD(カンナビジオール)の働きが数多く報告されており、注目を集めています。

<CBDの働き>
・炎症を減らす
・不安を和らげる
・強い抗酸化作用をもつ
・発作を和らげるのをサポートする
・細胞損傷を止めたり回復させる
・ある特定のガンに細胞死を誘発する

これらの働きには身体調節機能を担うECS(エンド・カンナビノイド・システム)が関わっています。老化によってこのECSが不調となり、老人退行性疾患にかかりやすくなってしまいます。

<老人退行性疾患>
認知機能低下、悪性腫瘍、免疫機能低下、2型糖尿病、腎疾患、心臓疾患、アルツハイマー、自己免疫疾患などはECSの不調から生じます。このシステムを再び円滑に動かすためには外部からのCBDが必要になります。

<免疫システムとCBDの関係>
身体を守る免疫システムはバランスが大切です。免疫は過剰になっても低下しても病気の原因になります。CBDはECSに働きかけてこれらのバランス調節に寄与すると考えられています。

免疫が過剰:自己免疫疾患(橋本病、リウマチ性関節炎、狼瘡、炎症性腸疾患、Ⅰ型糖尿病)、アレルギー反応(食物アレルギー、皮膚炎、ぜんそく、鼻炎)

免疫が低下:ガン、肝炎、HIV、帯状疱疹、結核、感染症(細菌、寄生虫、ウイルス)

<CBDの使用法>
一般的にCBDオイルを舌下で使用します。オイルを数滴ほど舌下に垂らして30秒間ほど口の中に含ませてそのまま飲み込みます。

    この記事の監修薬剤師

    運龍堂 佐藤貴繁

    略歴

    1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
         北海道大学薬学部を卒業
    2003年 薬剤師免許を取得
    2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
         専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
    2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
    2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
    2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
    2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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    2019/06/20

    今話題の麻の合法成分、CBD(カンナビジオール)とは

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     CBD(Cannabidiol、カンナビジオール)は薬用植物アサの成分の一種です。
    *個人輸入、ネットでのCBD製品の購入に要注意!日本では違法となっているアサの部位の使用、規制成分を含んでいることもあります。相談薬局などの正規販売店で購入しましょう。

     CBD(カンナビジオール)の働きが数多く報告されており、注目を集めています。

    <CBDの働き>
    ・炎症を減らす
    ・不安を和らげる
    ・強い抗酸化作用をもつ
    ・発作を和らげるのをサポートする
    ・細胞損傷を止めたり回復させる
    ・ある特定のガンに細胞死を誘発する

    これらの働きには身体調節機能を担うECS(エンド・カンナビノイド・システム)が関わっています。老化によってこのECSが不調となり、老人退行性疾患にかかりやすくなってしまいます。

    <老人退行性疾患>
    認知機能低下、悪性腫瘍、免疫機能低下、2型糖尿病、腎疾患、心臓疾患、アルツハイマー、自己免疫疾患などはECSの不調から生じます。このシステムを再び円滑に動かすためには外部からのCBDが必要になります。

    <免疫システムとCBDの関係>
    身体を守る免疫システムはバランスが大切です。免疫は過剰になっても低下しても病気の原因になります。CBDはECSに働きかけてこれらのバランス調節に寄与すると考えられています。

    免疫が過剰:自己免疫疾患(橋本病、リウマチ性関節炎、狼瘡、炎症性腸疾患、Ⅰ型糖尿病)、アレルギー反応(食物アレルギー、皮膚炎、ぜんそく、鼻炎)

    免疫が低下:ガン、肝炎、HIV、帯状疱疹、結核、感染症(細菌、寄生虫、ウイルス)

    <CBDの使用法>
    一般的にCBDオイルを舌下で使用します。オイルを数滴ほど舌下に垂らして30秒間ほど口の中に含ませてそのまま飲み込みます。

      この記事の監修薬剤師

      運龍堂 佐藤貴繁

      略歴

      1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
           北海道大学薬学部を卒業
      2003年 薬剤師免許を取得
      2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
           専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
      2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
      2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
      2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
      2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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