2020/05/21
糖尿病は合併症が怖い
【糖尿病は合併症が怖い】
医師から糖尿病と言われた人での糖尿病合併症の割合は神経障害11.8%、腎症11.1%、網膜症10.6%、足の壊疽0.7%と言われています。
糖尿病が進行する網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、脳卒中、虚血性心疾患などの心血管疾患の発症・進展を促進する場合があります。
糖尿病合併症は患者のQOL(生活の質)を著しく低下させるため、合併症を予防するためにも血糖値、HbA1cの管理はしっかり行う必要があります。
1998年に行われた日本透析医学会の調査によると1998年の1年間で新規に透析導入となった患者のうち、35.7%は糖尿病性腎症が原因であり、1983年の2倍以上に増加しているとのことです。
また、1988厚生省「視覚障害の疾病調査研究」によると糖尿病性網膜症により年に約3,000人が視覚障害となっているとのことです。
糖尿病の危険因子は複数あります。
1)加齢
2)家族歴
3)肥満
4)身体的活動の低下(運動不足)
5)耐糖能異常(血糖値の上昇)
さらに高血圧や高脂血症も独立した危険因子になります。この中でも肥満や運動不足、耐糖能異常はご自分の生活週間を改めることで改善していくことができます。
ちなみに、糖尿病患者に対して厳格な血糖管理を行いHbA1cが1%低下すると、合併症の危険度が約1/4減少することがわかっています。
もし糖尿病が発症しても、血糖値、HbA1c、血圧、血中脂質、肥満度等の指標を正常に近づけるよう努力することによって、合併症の発症・進展の危険を減らすこともできます。
現在、テレワークによって運動不足の方が増えておりますが、糖尿病の方は特に注意して生活する必要があります。
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糖尿病は合併症が怖い
糖尿病は合併症が怖い
医師から糖尿病と言われた人での糖尿病合併症の割合は神経障害11.8%、腎症11.1%、網膜症10.6%、足の壊疽0.7%と言われています。