うつ病になる原因

うつ病の原因は、まだわかっていないことが多いです。
脳の伝達物質が原因とされて、様々な西洋薬が使用されています。
しかしながら伝達物質が原因とする理論には矛盾があり、日本精神学会もこの矛盾を認めています。

うつ病の改善方法

うつ病の治療では、まず身体的な症状を改善し、肉体的な苦痛から患者さんを解放することが大切です。
身体症状が改善されてくると、その人に備わっている本来の自己調整能力、治癒能力が自然と機能するようになり、精神面の障害が徐々に取り除かれる事が少なくないです。

うつ病に効く漢方薬

漢方では、気の巡りが悪い状態が鬱病に類似しているため、気の巡りを改善するものを汎用します。
この中で最も強力なものが麝香（じゃこう）製剤です。
麝香（じゃこう）製剤は自律神経を整えたり、集中力を上げたり、また睡眠の質をあげる効果もあり、効果の範囲が非常に広いため汎用します。

よく使われる漢方

麝香（じゃこう）製剤：軽い鬱からパニック障害まで広範囲に対応
・加味帰脾湯、温胆湯：不安、不眠、胃腸虚弱、貧血傾向、もの忘れ
・桂枝加竜骨牡蠣湯：不安、不眠が強い。頭重、肩こり、動悸
・半夏厚朴湯、柴朴湯：強いうつ感、喉の違和感
・柴胡加竜骨牡蠣湯：不安、焦燥感が強い。便秘、不眠
※加味逍遥散も処方としては有名ですが、薄荷が入っているため、皮膚を冷やします。そのため、冷え性の方には長期間の使用ができません。
・加味逍遥散、女神散：イライラ、不安感、不定愁訴