夜泣き
夜泣きとは
離乳食が始まるころになると、昼間は機嫌の良い赤ちゃんでも夜泣きをするようになります。
赤ちゃんの夜泣きは、子育てや仕事で忙しいお母さんとお父さんにとって寝不足やストレスの原因となりかねないので漢方を試してみることもおすすめです。
夜泣きの原因
夜泣きの原因は、まだ不明ですが、レム睡眠の回数と体内時計の働きが未熟であることが原因だと考えられています。
大人と比べて赤ちゃんは、眠りから覚めやすいレム睡眠の回数が多いです。
また、睡眠の規則を作る体内時計の働きが弱いです。
そのため赤ちゃんは眠りが浅く目覚めやすく、睡眠リズムも不規則になりやすいために夜泣きするという説が有力だと考えられています。
夜泣きに効く漢方薬
夜泣きの原因が不明であるため、有効な西洋薬がありません。
一方で、漢方では一般には疳の虫とも言われ、「肝」の働きが高ぶることが原因の一つだと考えられます。
この「肝の高ぶり」を改善するのが、麝香(じゃこう)製剤や抑肝散(よくかんさん)です。
よく使われる漢方薬
麝香(じゃこう)製剤:落ち着きが無い場合。
抑肝散:神経過敏で不眠などの症状がある場合。
甘麦大棗湯:虚弱で良くあくびをする場合。