運龍堂にご来店のお客さまは、未病から難病まで症状はさまざま。こちらの処方薬例で紹介しているものはほんの一例に過ぎません。詳細につきましては、お電話かメールでご予約の上ご相談ください。

冷え性

西洋医学には「冷え性」という病気は無いため、その原因となる病気の治療が優先されます。体の働きを良くし、症状を抑えていくことを目的とする漢方は、「冷え性」を改善する薬がたくさん存在しています。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:腎陽虚を伴う場合。基礎体力の向上にも。
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う場合。
八味地黄丸:高齢者で特に腰付近が冷える場合。夜間頻尿にも。
運龍源:血流悪化による場合。生活習慣病にも。
苓姜朮甘湯:尿量が多く、腰以下の冷えが強い場合。
桂枝人参湯:全身的な冷えと頭痛が認められる場合。
温経湯:皮膚の乾燥、月経不順、手のひらや足裏のほてりがある場合。

低血圧症

低血圧は、全身や胃腸などの虚弱傾向にある方に多く見られる症状のひとつ。特に、めまい・頭痛・手足の冷え・寝起きが悪いなどの症状が認められる場合は、漢方薬での治療をおすすめします。

【処方例】
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う場合。
八味地黄丸:高齢者で特に腰付近が冷える場合。夜間頻尿にも。
運龍源:血流悪化による場合。生活習慣病にも。
龍能源:心臓のポンプ機能が低下している場合
補中益気湯:食欲不振の場合。また、貧血気味で疲れやすい場合。
当帰芍薬散:冷え性や貧血気味の場合。
呉茱萸湯:片頭痛が強い場合。

更年期障害

女性の更年期は体内バランスが大きく変動し、そのため精神的・身体的にさまざまな自覚症状が。西洋医学では、女性ホルモンの充填や精神安定剤を投与する治療法が主ですが、効果が得られない場合もあります。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:腎陽虚を伴う場合。基礎体力の向上にも。
麝香(ジャコウ)製剤:自律神経の乱れによる症状。ホットフラッシュにも。
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う場合。
半夏白朮天麻湯:体力が低下し、耳鳴り、めまい、動悸などの症状がある場合。
桂枝茯苓丸:体力はある方で、月経異常、のぼせ、肩こりなどがある場合。
女神散:体力はある方で、のぼせ、めまい、抑うつ感などの症状がある場合。
加味逍遥散:神経質傾向、イライラ、不眠傾向などの症状がある場合。

便秘

西洋医学では長期間服用しにくく作用の強い下剤しかないので、便秘の改善には漢方が効果的。便秘は「気血水」のなかの「水」の不足(陰虚)、ストレスや緊張による「気」の異常(気滞)、「血」が滞っている状態(瘀血)などで起こると考えられています。

【処方例】
麻子仁丸:いわゆるコロコロ便に。刺激が少ないため高齢の方にも。
美真伝( 酵素 ):内臓を温める酵素ドリンク。腸内環境の改善に。
潤腸湯:体力が低下気味で皮膚が乾燥している場合や、高齢の方に使用する場合。
大黄甘草湯:食欲不振であり、慢性の便秘全般に使用されます。
乙字湯:痔や出血のある場合や、女性の陰部のかゆみや疼痛が認められる場合。
桃核承気湯:下腹部に圧痛があり、頭痛や下半身冷えがある場合。

めまい

漢方では「水毒」がめまいの原因になると考えます。水毒は、水が体内に特定の場所に溜まってしまった状態で、頭痛、むくみ、下痢などの症状の原因。漢方治療では、身体の余分な水を汗や尿として体外に排出しめまいやその他の症状を改善させます。

【処方例】
蟾酥(センソ)製剤:水毒対策としても即効性あり。動悸・息切れにも。
人参湯:胃痛や下痢がある場合や冷え症の方。
真武湯:冷え症や下痢があり、クラッとするめまいの場合。
黄連解毒湯:のぼせ、興奮、イライラなどがある場合、または高血圧症の方。

肥満症(ダイエット)

肥満は、糖尿病や高血圧など生活習慣病を引き起こす原因となります。肥満の治療は運動と食事療法が中心となりますが、漢方を併用することでダイエット効果を高め、肥満に伴う症状を緩和し、太りにくい体質へと改善します。

【処方例】
美真伝(酵素):内臓を温めるファスティング用酵素ドリンク。
大柴胡湯:みぞおちのつかえが強い場合。
防風通聖散:太鼓腹で、便秘の症状が認められる場合。
防已黄耆湯:色白で水太りタイプの方。
桂枝茯苓丸:月経不順やのぼせの症状がある場合。

不妊

不妊症は原因や年齢でもさまざま。西洋医学が飛躍を遂げたことに加え、漢方薬との併用でも大きな成果をあげています。漢方では女性周期に合わせ、複数の漢方薬を用いてホルモンバランスを整える「周期療法」がありますのでお気軽にご相談ください。

【処方例】
生理期:活血薬と理気薬を併用して、子宮内の血液をきれいに排出させる。
   →和漢薬、運龍源、忘憂歓
低温期:補陰血薬を中心に少量の補陽薬を併用して、子宮内膜を増殖し成熟卵胞を育てる。
   →亀板(キバン)製剤、六味地黄丸
排卵期:補精薬と活血薬を併用して、排卵をスムーズにする。
   →六味地黄丸、和漢薬、運龍源
高温期:補陽薬を中心に少量の補陰血薬を併用して、受精卵を子宮内に着床させ妊娠を
    継続できるようにする。
   →鹿茸(ロクジョウ)製剤、トナカイの角製剤

養生薬

漢方でいう健康とは、心身ともに健康であることを指し、気血水・五臓六腑・寒熱などのバランスを取れていること。しかし、妊娠により、自分だけに使用していた栄養(気血水)が胎児に供給されることで、不調が起こることもあります。

【処方例】
ワタナベオイスター:国産牡蠣肉エキスの最高峰。ミネラルが豊富で、ストレス対策にも。
プレミアム21:幅広い栄養補充に。貧血対策にも。
小半夏茯苓湯:激しい嘔吐やつわりが認められる場合。
乾姜人参半夏丸:つわりが続き、体力を消耗している場合。

出産後の諸症状

出産は体力や気力を消耗し、血も不足し、ホルモンバランスも乱れがちに。その結果、産後に体調を崩したり、痩せたり、太ったりする方も少なくありません。 まずは気になる症状を改善し、乱れたバランスを整えていく必要があります。

【処方例】
ワタナベオイスター:国産牡蠣肉エキスの最高峰。良質な母乳作りやストレス対策にも。
芎帰調血飲第一加減:産後の体力が低下した場合や月経不順の症状がある場合。
三物黄芩湯:産後に手足がほてり、不眠や喉の渇きなどの症状がある場合。
折衝飲:激しい下腹痛や産後悪露が認められる場合。

五十肩(肩関節周囲炎)

肩関節にある腱の損傷により、肩の関節部に炎症が起こり、五十肩や四十肩などと呼ばれる老化に伴う症状です。強い炎症と痛みが起こる急性期から始まり、運動障害を起こす慢性期に移行。漢方は肩の痛みを和らげ、どちらにも治療効果が認められます。

【処方例】
紫根(シコン)製剤:強力な抗炎症効果。胃腸が弱い方。
牛黄(ゴオウ)製剤:強力な抗炎症効果。心臓や肝臓が弱い方。
越婢加朮湯:尿量が少なく、喉が渇き易い場合。
二朮湯:水太り体質の方。
桂枝加朮附湯:胃腸が弱い場合。

更年期障害による精力減退など

男性ホルモンの減少やストレスが原因となり、女性と同様に男性においても、加齢にともなって、うつ、自律神経失調症状や性欲低下などの更年期障害が引き起こされます。男性の更年期障害に対しても、さまざまな漢方薬が存在しています。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:性ホルモンバランスの改善。基礎体力の向上にも。
亀板(キバン)製剤::性ホルモンバランスの改善。体を潤す力もあり。
桂枝加竜骨牡蛎湯:男性不妊症で動悸などの症状がある場合。脱毛症などにも用いる。
八味地黄丸:腰痛、冷え症などの症状が認められる場合。
柴胡加竜骨牡蛎湯:イライラや神経過敏、不眠などの症状が認められる場合。

慢性肝炎

肝炎は、ウイルスや飲食などの影響で肝細胞が破壊されることで、肝臓に炎症が起こる病気。急性肝炎は、多くの場合栄養補給を行って安静にすれば自然に治癒しますが、慢性肝炎の場合は、十分な治療効果が得られる西洋薬が少ないのが現状です。

【処方例】
牛黄(ゴオウ)製剤:強力な抗炎症・抗ウイルス効果。心臓や肝臓が弱い方。
スクアレン製剤:肝臓や肺の機能が低下している場合。血中酸素増大効果も。
人参養栄湯:全身倦怠があり、皮膚に艶がなく乾燥している場合。
茵陳五苓散:浮腫、黄疸が認められる場合。
茵陳蒿湯:黄疸が認められ、便秘がある場合。
大柴胡湯:みぞおちのつかえが強く、口が渇き易い場合。

体質改善

小児期の便秘や下痢を含む胃腸虚弱や、風邪をひきやすい腺病体質や、食が細く疲れやすく虚弱な傾向を示すなどさまざまな病気に対して、自然治癒力を高める根本治療として漢方を用いることができます。

【処方例】
柴胡桂枝湯:風邪を引き易く、腹痛を起こし易い場合。
黄耆建中湯:汗をかき易く、化膿性疾患にかかり易い場合。
小柴胡湯:扁桃腺が腫れたり、熱を出し易い場合。
六君子湯:胃腸が弱く、食欲が無い場合。

夜泣き

離乳食が始まるころになると、昼間は機嫌の良い赤ちゃんでも夜泣きをするように。赤ちゃんの夜泣きは、子育てや仕事で忙しいお母さんとお父さんにとって寝不足やストレスの原因となりかねないので漢方を試してみることもおすすめです。

【処方例】
麝香(ジャコウ)製剤:落ち着きが無い場合。
抑肝散:神経過敏で不眠などの症状がある場合。
甘麦大棗湯:虚弱で良くあくびをする場合。

夜尿症(おねしょ)

おねしょがなくなるためには、おしっこの間隔が夜眠っている時間(8〜10時間)以上に伸びることが必要。夜尿症の子供はどちらかというと消極的で、おねしょをしていると言う潜在的な負い目の結果で、解決すれば積極的な性格になることもあります。

【処方例】
地黄(ジオウ)製剤:体力が無く、頻尿の場合。
麝香(ジャコウ)製剤:落ち着きが無い場合。
小建中湯:夜尿症の第一選択薬。腹痛を起こす場合にも使用する。
白虎加人参湯:比較的体力があり、喉が渇き易い場合。

喘息

咳が続くと眠れない、胸が痛い、体力が消耗し疲れるなど健康問題が起こることも。しかし咳は体内から異物を排除するための反応なのでむやみに止めるのはよくありません。まずはできるだけ早く原因を明らかにし、適切な対策をとることが大切となります。

【処方例】
神秘湯:喘息患者の体質改善に。子供にも頻用。
スクアレン製剤:肝臓や肺の機能が低下している場合。血中酸素増大効果も。
牛黄(ゴオウ)製剤:心臓や肝臓が弱い方。喘息薬の副作用軽減にも適用。
麻杏甘石湯:発作時に使用する。
柴朴湯:喘息患者の体質改善として使用する。
桂枝加厚朴杏仁湯:胃腸が虚弱な場合。

うつ病

不安・イライラ・抑うつ気分・不眠など、メンタル症状の治療に漢方薬を処方し、ゆっくり改善します。西洋薬に比べ眠気がない、効果を調整しやすい、西洋薬との併用で量が増えすぎることを予防できる、依存性がないのが漢方のメリット。

【処方例】
忘憂歓:うつ傾向が強い場合。睡眠の質改善にも。
麝香(ジャコウ)製剤:パニック障害や、症状が安定しない場合。
加味帰脾湯:貧血や不眠が認められる場合。
温胆湯:不安や心悸亢進が認められる場合。
半夏厚朴湯:強いうつ感や喉の違和感が認められる場合。

不眠症

不眠の要因となる疲労やストレスは「気」のめぐりを邪魔して滞らせていると漢方では考えます。眠りにつくという部分的ではなく、自然な眠りを妨げる原因という根本に働きかけ、良い眠りへと導いていきます。

【処方例】
能活精:寝入りが悪い場合。
麝香(ジャコウ)製剤:中途覚醒がある場合。
忘憂歓:うつ傾向が強い場合。
ワタナベオイスター:起床時に頭がすっきりしない場合。
酸棗仁湯:疲労が原因となって不眠となる場合。
竹茹温胆湯:不安や咳き込みによって不眠となる場合。
加味温胆湯:動悸を伴った精神不安による不眠症の場合。
黄連解毒湯:のぼせ、不安感や胃のつかえなどがある場合。

がん(癌)

がん治療に対する漢方薬の臨床データが増え、漢方薬を活用することの意義がデータ化されつつあります。がん治療に対する漢方薬の活用法はさまざまですので、まずはご相談ください。治療方針や予算に応じて、最適な処方を提案致します。主な活用法としては、①免疫力向上による治療補助、②抗がん剤などによる 副作用・体力低下の軽減、③治療後の再発予防などです。

【処方例】
万寿霊茸:免疫力改善や再発予防に。
フコキサンチン製剤:がんの転移抑制に。
スクアレン製剤:原発が肝臓もしくは肺の場合に。放射線治療の副作用低減にも。
牛黄(ゴオウ)製剤:抗がん剤による血力低下や体力低下に。
十全大補湯:貧血や白血球減少などに使用する。癌転移抑制効果が最近報告されている。
四君子湯:食欲不振、倦怠感が認められる場合。放射線治療を行っている場合。
補中益気湯:手術等で体力が低下している場合。

電話相談

メール相談

LINE相談

運龍堂にご来店のお客さまは、未病から難病まで症状はさまざま。こちらの処方薬例で紹介しているものはほんの一例に過ぎません。詳細につきましては、お電話かメールでご予約の上ご相談ください。

冷え性

西洋医学には「冷え性」という病気は無いため、その原因となる病気の治療が優先されます。体の働きを良くし、症状を抑えていくことを目的とする漢方は、「冷え性」を改善する薬がたくさん存在しています。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:腎陽虚を伴う場合。
基礎体力の向上にも。
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う場合。
八味地黄丸:高齢者で特に腰付近が冷える場合。夜間頻尿にも。
運龍源:血流悪化による場合。生活習慣病にも。
苓姜朮甘湯:尿量が多く、
腰以下の冷えが強い場合。
桂枝人参湯:全身的な冷えと頭痛が認められる
場合。
温経湯:皮膚の乾燥、月経不順、手のひらや
足裏のほてりがある場合。

低血圧症

低血圧は、全身や胃腸などの虚弱傾向にある方に多く見られる症状のひとつ。特に、めまい・頭痛・手足の冷え・寝起きが悪いなどの症状が認められる場合は、漢方薬での治療をおすすめします。

【処方例】
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う
場合。
八味地黄丸:高齢者で特に腰付近が冷える場合。夜間頻尿にも。
運龍源:血流悪化による場合。
生活習慣病にも。
龍能源:心臓のポンプ機能が低下している場合
補中益気湯:食欲不振の場合。
また、貧血気味で疲れやすい場合。
当帰芍薬散:冷え性や貧血気味の場合。
呉茱萸湯:片頭痛が強い場合。

更年期障害

女性の更年期は体内バランスが大きく変動し、そのため精神的・身体的にさまざまな自覚症状が。西洋医学では、女性ホルモンの充填や精神安定剤を投与する治療法が主ですが、効果が得られない場合もあります。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:腎陽虚を伴う場合。
基礎体力の向上にも。
麝香(ジャコウ)製剤:自律神経の
乱れによる症状。ホットフラッシュにも。
複方霊黄参丸:血虚(貧血)や頭痛を伴う場合。
半夏白朮天麻湯:体力が低下し、耳鳴り、
めまい、動悸などの症状がある場合。
桂枝茯苓丸:体力はある方で、月経異常、
のぼせ、肩こりなどがある場合。
女神散:体力はある方で、のぼせ、めまい、
抑うつ感などの症状がある場合。
加味逍遥散:神経質傾向、イライラ、
不眠傾向などの症状がある場合。

便秘

西洋医学では長期間服用しにくく作用の強い下剤しかないので、便秘の改善には漢方が効果的。便秘は「気血水」のなかの「水」の不足(陰虚)、ストレスや緊張による「気」の異常(気滞)、「血」が滞っている状態(瘀血)などで起こると考えられています。

【処方例】
麻子仁丸:いわゆるコロコロ便に。刺激が少ないため高齢の方にも。
美真伝( 酵素 ):内臓を温める酵素ドリンク。腸内環境の改善に。
潤腸湯:体力が低下気味で皮膚が乾燥している場合や、高齢の方に使用する場合。
大黄甘草湯:食欲不振であり、慢性の便秘全般に使用されます。
乙字湯:痔や出血のある場合や、女性の陰部のかゆみや疼痛が認められる場合。
桃核承気湯:下腹部に圧痛があり、頭痛や下半身冷えがある場合。

めまい

漢方では「水毒」がめまいの原因になると考えます。水毒は、水が体内に特定の場所に溜まってしまった状態で、頭痛、むくみ、下痢などの症状の原因。漢方治療では、身体の余分な水を汗や尿として体外に排出しめまいやその他の症状を改善させます。

【処方例】
蟾酥(センソ)製剤:水毒対策としても即効性あり。動悸・息切れにも。
人参湯:胃痛や下痢がある場合や冷え症の方。
真武湯:冷え症や下痢があり、クラッとするめまいの場合。
黄連解毒湯:のぼせ、興奮、イライラなどがある場合、または高血圧症の方。

肥満症(ダイエット)

肥満は、糖尿病や高血圧など生活習慣病を引き起こす原因となります。肥満の治療は運動と食事療法が中心となりますが、漢方を併用することでダイエット効果を高め、肥満に伴う症状を緩和し、太りにくい体質へと改善します。

【処方例】
美真伝(酵素):内臓を温めるファスティング用酵素ドリンク。
大柴胡湯:みぞおちのつかえが強い場合。
防風通聖散:太鼓腹で、便秘の症状が認められる場合。
防已黄耆湯:色白で水太りタイプの方。
桂枝茯苓丸:月経不順やのぼせの症状がある場合。

不妊

不妊症は原因や年齢でもさまざま。西洋医学が飛躍を遂げたことに加え、漢方薬との併用でも大きな成果をあげています。漢方では女性周期に合わせ、複数の漢方薬を用いてホルモンバランスを整える「周期療法」がありますのでお気軽にご相談ください。

【処方例】
生理期:活血薬と理気薬を併用して、
子宮内の血液をきれいに排出させる。
   →和漢薬、運龍源、忘憂歓
低温期:補陰血薬を中心に少量の補陽薬を
併用して、子宮内膜を増殖し
成熟卵胞を育てる。
   →亀板(キバン)製剤、六味地黄丸
排卵期:補精薬と活血薬を併用して、
排卵をスムーズにする。
   →六味地黄丸、和漢薬、運龍源、
高温期:補陽薬を中心に少量の補陰血薬を
併用して、受精卵を子宮内に着床させ     妊娠を継続できるようにする。
→鹿茸(ロクジョウ)製剤、トナカイの角製

養生薬

漢方でいう健康とは、心身ともに健康であることを指し、気血水・五臓六腑・寒熱などのバランスを取れていること。しかし、妊娠により、自分だけに使用していた栄養(気血水)が胎児に供給されることで、不調が起こることもあります。

【処方例】
ワタナベオイスター:国産牡蠣肉の最高峰。
ミネラルが豊富で、ストレス対策にも。
プレミアム21:幅広い栄養補充に。貧血対策にも。
小半夏茯苓湯:激しい嘔吐やつわりが認められる場合。
乾姜人参半夏丸:つわりが続き、体力を消耗している場合。

出産後の諸症状

出産は体力や気力を消耗し、血も不足し、ホルモンバランスも乱れがちに。その結果、産後に体調を崩したり、痩せたり、太ったりする方も少なくありません。 まずは気になる症状を改善し、乱れたバランスを整えていく必要があります。

【処方例】
ワタナベオイスター:国産牡蠣肉エキスの最高峰。
良質な母乳作りやストレス対策にも。
芎帰調血飲第一加減:産後の体力が低下した場合や月経不順の症状がある場合。
三物黄芩湯:産後に手足がほてり、不眠や喉の渇きなどの症状がある場合。
折衝飲:激しい下腹痛や産後悪露が認められる場合。

五十肩(肩関節周囲炎)

肩関節にある腱の損傷により、肩の関節部に炎症が起こり、五十肩や四十肩などと呼ばれる老化に伴う症状です。強い炎症と痛みが起こる急性期から始まり、運動障害を起こす慢性期に移行。漢方は肩の痛みを和らげ、どちらにも治療効果が認められます。

【処方例】
紫根(シコン)製剤:強力な抗炎症効果。
胃腸が弱い方。
牛黄(ゴオウ)製剤:強力な抗炎症効果。
心臓や肝臓が弱い方。
越婢加朮湯:尿量が少なく、喉が渇き易い場合。
二朮湯:水太り体質の方。
桂枝加朮附湯:胃腸が弱い場合。

更年期障害による精力減退など

男性ホルモンの減少やストレスが原因となり、女性と同様に男性においても、加齢にともなって、うつ、自律神経失調症状や性欲低下などの更年期障害が引き起こされます。男性の更年期障害に対しても、さまざまな漢方薬が存在しています。

【処方例】
鹿茸(ロクジョウ)製剤:性ホルモンバランスの改善。基礎体力の向上にも。
亀板(キバン)製剤::性ホルモンバランスの改善。体を潤す力もあり。
桂枝加竜骨牡蛎湯:男性不妊症で動悸などの症状がある場合。脱毛症などにも用いる。
八味地黄丸:腰痛、冷え症などの症状が認められる場合。
柴胡加竜骨牡蛎湯:イライラや神経過敏、不眠などの症状が認められる場合。

慢性肝炎

肝炎は、ウイルスや飲食などの影響で肝細胞が破壊されることで、肝臓に炎症が起こる病気。急性肝炎は、多くの場合栄養補給を行って安静すれば自然に治癒しますが、慢性肝炎の場合は、十分な治療効果が得られる西洋薬が少ないのが現状です。

【処方例】
牛黄(ゴオウ)製剤:強力な抗炎症・抗ウイルス効果。心臓や肝臓が弱い方。
スクアレン製剤:肝臓や肺の機能が低下している場合。血中酸素増大効果も。
人参養栄湯:全身倦怠があり、皮膚に艶がなく乾燥している場合。
茵陳五苓散:浮腫、黄疸が認められる場合。
茵陳蒿湯:黄疸が認められ、便秘がある場合。
大柴胡湯:みぞおちのつかえが強く、口が渇き易い場合。

体質改善

小児期の便秘や下痢を含む胃腸虚弱や、風邪をひきやすい腺病体質や、食が細く疲れやすく虚弱な傾向を示すなどさまざまな病気に対して、自然治癒力を高める根本治療として漢方を用いることができます。

【処方例】
柴胡桂枝湯:風邪を引き易く、腹痛を起こし易い場合。
黄耆建中湯:汗をかき易く、化膿性疾患にかかり易い場合。
小柴胡湯:扁桃腺が腫れたり、熱を出し易い場合。
六君子湯:胃腸が弱く、食欲が無い場合。

夜泣き

離乳食が始まるころになると、昼間は機嫌の良い赤ちゃんでも夜泣きをするように。赤ちゃんの夜泣きは、子育てや仕事で忙しいお母さんとお父さんにとって寝不足やストレスの原因となりかねないので漢方を試してみることもおすすめです。

【処方例】
麝香(ジャコウ)製剤:落ち着きが無い場合。
抑肝散:神経過敏で不眠などの症状がある場合。
甘麦大棗湯:虚弱で良くあくびをする場合。

夜尿症(おねしょ)

おねしょがなくなるためには、おしっこの間隔が夜眠っている時間(8〜10時間)以上に伸びることが必要。夜尿症の子供はどちらかというと消極的で、おねしょをしていると言う潜在的な負い目の結果で、解決すれば積極的な性格になることもあります。

【処方例】
地黄(ジオウ)製剤:体力が無く、頻尿の場合。
麝香(ジャコウ)製剤:落ち着きが無い場合
小建中湯:夜尿症の第一選択薬。腹痛を起こす
場合にも使用する。
白虎加人参湯:比較的体力があり、
喉が渇き易い場合。

喘息

咳が続くと眠れない、胸が痛い、体力が消耗し疲れるなど健康問題が起こることも。しかし咳は体内から異物を排除するための反応なのでむやみに止めるのはよくありません。まずはできるだけ早く原因を明らかにし、適切な対策をとることが大切となります。

【処方例】
神秘湯:喘息患者の体質改善に。
子供にも頻用。
スクアレン製剤:肝臓や肺の機能が
低下している場合。血中酸素増大効果も。
牛黄(ゴオウ)製剤:心臓や肝臓が弱い方。
喘息薬の副作用軽減にも適用。
麻杏甘石湯:発作時に使用する。
柴朴湯:喘息患者の体質改善として使用する。
桂枝加厚朴杏仁湯:胃腸が虚弱な場合。

うつ病

不安・イライラ・抑うつ気分・不眠など、メンタル症状の治療に漢方薬を処方し、ゆっくり改善します。西洋薬に比べ眠気がない、効果を調整しやすい、西洋薬との併用で量が増えすぎることを予防できる、依存性がないのが漢方のメリット。

【処方例】
忘憂歓:うつ傾向が強い場合。
睡眠の質改善にも。
麝香(ジャコウ)製剤:パニック障害や、症状が安定しない場合。
加味帰脾湯:貧血や不眠が認められる場合。
温胆湯:不安や心悸亢進が認められる場合。
半夏厚朴湯:強いうつ感や喉の違和感が認められる場合。

不眠症

不眠の要因となる疲労やストレスは「気」のめぐりを邪魔して滞らせていると漢方では考えます。眠りにつくという部分的ではなく、自然な眠りをさまたげる原因という根本にはたらきかけ、良い眠りへと導いていきます。

【処方例】
能活精:寝入りが悪い場合。
麝香(ジャコウ)製剤:中途覚醒がある場合。
忘憂歓:うつ傾向が強い場合。
ワタナベオイスター:起床時に頭がすっきり
しない場合。
酸棗仁湯:疲労が原因となって不眠となる場合。
竹茹温胆湯:不安や咳き込みによって
不眠となる場合。
加味温胆湯:動悸を伴った精神不安による
不眠症の場合。
黄連解毒湯:のぼせ、不安感や胃の
つかえなどがある場合。

がん(癌)

がん治療に対する漢方薬の臨床データが増え、漢方薬を活用することの意義 がデータ化されつつあります。がん治療 に対する漢方薬の活用法はさまざまですので、まずはご相談ください。治療方針や予算に応じて、最適な処方を提案致します。主な活用法としては、
①免疫力向上による治療補助、②抗がん剤などによる副作用・体力低下の軽減、③治療後の再発予防などです。

【処方例】
万寿霊茸:免疫力改善や再発予防に。
フコキサンチン製剤:がんの転移抑制に。
スクアレン製剤:原発が肝臓もしくは肺の
場合に。放射線治療の副作用低減にも。
牛黄(ゴオウ)製剤:抗がん剤による血力低下や
体力低下に。
十全大補湯:貧血や白血球減少などに使用する。癌転移抑制効果が最近報告されている。
四君子湯:食欲不振、倦怠感が認められる場合。放射線治療を行っている場合。
補中益気湯:手術等で体力が低下している場合。

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