舌苔（ぜったい）

「舌苔（ぜったい）」とは、舌の表面に見られる白っぽいものやぬめりを指します。

舌苔は舌の健康状態や体内の状態を示す指標とされており、漢方医学において重要な情報源とされています。

以下に「舌苔」の特徴や意味について説明します：

1. 見た目の特徴：舌苔は舌の表面に形成される白っぽいものやぬめりのことを指します。

舌の全体的な形状や色調、厚み、濡れ具合、透明度などによって異なるタイプの舌苔があります。

2. 体内の状態を反映：舌苔は体内の状態を反映するものとされています。

舌苔の特徴や変化によって、消化器の機能、体内の熱や寒冷の状態、湿度のバランスなどが示唆されます。

3. 病理情報の提供：舌苔の状態は病理情報を提供するものとされています。

例えば、舌苔が厚くて黄色っぽい場合は熱や炎症の状態を示すことがあり、舌苔が薄くて白い場合は体内の清涼感や湿気のバランスを示唆することがあります。

舌苔の状態を評価する際には、

以下の要素が考慮されます：

1. 色調：舌苔の色調は、白色、黄色、灰色、黒色などがあります。

2. 厚み：舌苔の厚みは薄い、中程度、厚いなどで評価されます。

3. 濡れ具合：舌苔の濡れ具合は乾燥している、湿っている、ぬめりがあるなどで表現されます。

舌苔の状態を判断する際には、舌の全体的な形状や色調、舌苔の特徴と他の症状との関連性などを総合的に考慮します。

これにより、体内のバランスや健康状態を把握し、適切な治療やアプローチが行われることがあります。