胆(たん)
「胆(たん)」は、漢方において、五臓六腑の一つとされ、胆嚢(たんのう)を指します。
胆嚢は、肝臓と密接に関連しており、肝臓から分泌される胆汁を貯蔵・排出する役割を担っています。
胆汁は、消化に関与する重要な役割を果たしており、主に脂肪分解や吸収を助けるための胆汁酸を含んでいます。
また、胆汁には毒素や老廃物の排出にも関与する働きがあります。
胆に関連する症状や疾患としては、
以下のようなものがあります:
1. 胆石症:胆嚢内に結石ができる病態
2. 胆のう炎:胆嚢の炎症
3. 胆汁逆流:胆汁が逆流して胃や食道に進入する病態
4. 胆汁の分泌不足や排出障害による消化不良や脂肪吸収の問題