胃内停水（いないていすい）

「胃内停水」とは、胃の中に食べ物や水が停滞して消化不良などを引き起こす状態を指します。

漢方医学では、「食滞」とも呼ばれ、食べ過ぎや食べ物の消化がうまくできない場合に起こる症状とされています。

胃内停水は、胃腸の消化機能が低下したり、運動機能が低下したりすることで引き起こされます。

食べ過ぎや食べ物の消化がうまくできない場合にも胃内停水が起こることがあります。

また、ストレスや生活習慣の乱れ、病気などによっても胃内停水が引き起こされることがあります。

漢方では、胃内停水に対して、薬膳食材として、山椒、陳皮などが利用されます。

また、胃内停水に効果のある漢方薬としては、大建中湯（だいけんちゅうとう）、半夏瀉心湯（はんげしゃしんとう）、六君子湯（りっくんしんとう）などがあります。これらの漢方薬は、胃腸の運動機能を改善し、胃内の食べ物や水を排出する効果が期待できます。

ただし、胃内停水が続く場合は、原因を特定して治療を行うことが重要です。また、漢方薬は体質に合わない場合があるため、医師の指導の下で使用することが必要です。