濁（だく）

「濁（だく）」とは、漢方において体内のエネルギーの流れが滞り、正常な循環が妨げられている状態を指します。

具体的には、体内の気や血の質が濁り、不純物や病因物質が蓄積されている状態を表します。

以下に「濁」の特徴や意味について説明します：

1. 滞りや詰まり：「濁」は体内のエネルギーの滞りや詰まりを表します。

気や血の流れが適切に行われず、不要な物質が体内に蓄積されることで起こると考えられています。

2. 毒素や異物の蓄積：「濁」の状態では、体内に毒素や異物が蓄積されることがあります。

これは、体内の清浄な気や血の循環が妨げられ、代謝や解毒の機能が低下していることを示しています。

3. 症状と関連：「濁」の状態では、さまざまな症状が現れることがあります。

具体的には、疲労感、だるさ、肌荒れ、消化不良、頭痛、関節痛などがみられることがあります。