大腸(だいちょう)
「大腸(だいちょう)」は、漢方において五臓六腑の一つであり、消化器系の臓器の一部を指します。
大腸は、消化管の一部である腸管の末端部に位置し、主に水分の吸収と便の形成・排出を担当しています。
以下に「大腸」の特徴や機能について説明します:
1. 位置と構造:大腸は腸管の一部であり、小腸の終わりから肛門に至るまでの領域を指します。
主な構造としては、盲腸、結腸、直腸が含まれています。
2. 水分吸収と便の形成:大腸は小腸で吸収されなかった水分や電解質を再吸収し、便の形成に関与します。
また、大腸内の腸内細菌が食物の未消化物や腸内細胞の老廃物を分解・発酵させ、便を形成します。
3. 大腸の調節機能:大腸は蠕動運動を行い、便の輸送や排泄を調節します。蠕動運動は大腸内の筋肉の収縮と弛緩によって行われ、正常な便通を維持する役割があります。