疲労感/倦怠感

疲労感/倦怠感とは

日本疲労学会の定義では、「疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」とあります。

疲労感/倦怠感の症状の種類

過度の運動やストレスなどによって発生する活性酸素による酸化ストレスが主な原因とされています。酸化ストレスは、ホルモンバランスを乱し、神経細胞を破壊します。

ストレスは、コルチゾールやアドレナリンの分泌を促し、一時的に筋肉に血液を集中させて活動量をアップさせます。一時的であれば問題ないのですが、ストレスが続くと、脳血流が低下した状態が続き、体を回復させる成長ホルモンの分泌が低下して、慢性疲労となります。加えて、不眠や物忘れ、不安感なども引き起こされ、悪循環となります。

疲労感/倦怠感の改善方法

原因となる肉体的、精神的な活動量の適正化、十分な睡眠、規則的な生活などが重要です。

疲労感/倦怠感に効く漢方薬

漢方薬では、肉体の回復を促したり、睡眠の質を改善したり、ストレスを改善するものを活用します。肉体の回復では、鹿の角である鹿茸（ろくじょう）を使用します。鹿茸には、成長ホルモンがあり、睡眠時の肉体回復を促します。

さらに副腎の機能を改善することで、コルチゾールやアドレナリンの分泌バランスを整えます。睡眠の質には、牡蠣肉エキスを活用します。牡蠣肉エキスは、脳へ移行できる抗酸化物質が含まれており、酸化ストレスによる神経細胞やホルモン分泌の乱れを改善します。ストレスを改善する漢方薬は様々であり、最も強力なものは、麝香（じゃこう）製剤です。即効性があり、ストレスの問題で汎用します。