投稿日:2020.05.10/更新日:2023.01.16

麝香(じゃこう)の5つ効果:あらゆるストレスに対応

漢方と言えば、効果が出て来るまで時間がかかるというイメージをお持ちかもしれませんが、麝香(じゃこう)は即効性のお薬です。ストレスによる諸症状に対して、様々なシーンで活用できます。
麝香(じゃこう)の効能は今でも解明され続けており、以下のような効能が知られています。

麝香の5つの効果・効能

1.自律神経調整作用 

 
自律神経の乱れを改善し、ストレス性の下痢にも効果があります。

2.鎮静作用  


イライラ、不眠を改善します。

3.学習能力低下抑制作用  


ストレスや疲労による学習記憶低下を抑制します。

4.呼吸促進作用      

       
呼吸機能を助けることで、息切れなどを改善します。

5.強壮作用 


ストレスや疲労による性機能低下を抑制し性欲減退を改善します。

(麝香:ジャコウ)

◎なぜ、あなたに麝香(ジャコウ)をお勧めするのか

日本での麝香の歴史は長く、正倉院に保存されてきた『薬種(やくしゅ)二十一櫃献物帳(きけんもつちょう)』に記載されています。この正倉院に納められた薬物は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)8年(756年)に光明皇太后(こうみょうこうたいごう)が聖武天皇の命日に奈良東大寺の蘆舎那仏(るしゃなぶつ)に奉納されたもので、その大部分は千二百余年を経た今日も依然として宝蔵されています。

麝香(じゃこう)の効能は、昔から重宝されており、例えば天明3年(1783年)に出版された「妙薬手引草」には「今川秘方」として、「一切の氣附に妙なり。諸薬並ぶもの無し。常に用意しておくべし。」との記載があります。すなわち、気つけ薬としては、麝香を超えるものがないので、常に持っておくべきだという意味です。

◎麝香(ジャコウ)が注目されている理由:病気は人を選ぶ

生命保険会社のコマーシャルで「病気は人を選ばない」とうフレーズがありましたが、東洋医学の視点から見れば、間違いないなく病気は人を選びます。病気になると、「突然、病気になってしまった」と感じる方が多いかもしれませんが、様々な要因によって病気が引き起こされるのです。

東洋医学では、病気になる原因として、様々な要因を挙げております。血の流れの悪さ、体液(漢方では水:すいとも言います)の流れの悪さ、その他、体質や環境因子も原因となります。そして、東洋医学ならではの考えとして、「気」も重要視されます。例えば、「百病は気より生じる」とあり、健康状態を保つためには、気が十分に生成されることと、気がしっかりと巡る事が重要なのです。

ここで言う「気」というのは、現代的に言えば、様々な働きがあるのですが、一つは食物から得られたエネルギーそのものです。従って、体を動かすにも、血液や体液を作りにも「気」が必要となります。また免疫も「気」が関わっています。そして、「気」の生成には、消化器官の活動が関わっているので、「気」を補う漢方薬には、消化器官を整えるものがたくさんあります。

一方、気の巡りには、運動やストレスが大きく関与します。運動不足やストレスによって、気の巡りが悪くなり、知らず知らず病気を引き起こしやすい状態になります。現代はストレスを抱えている人が多く、このような状況におちいっている人も当然多くなっているのです。

そこで登場するのが高貴薬の一つである麝香(じゃこう)です。麝香は、雄のジャコウジカの腺分泌物を乾燥させたもので、香料としても有名で、蘭麝(らんじゃ)といえばランの花と麝香のことで、佳い香りの双壁とされています。実際、ヨーロッパでは高級香料にのみ用いられており、昔はシャネルの香水(CHANEL No.5)にも配合されておりました。そして、麝香は古代より使用されてきた「芳香開竅薬(ほうこうかいきょうやく)」の一種で気の巡りを改善する薬の最高峰です。

ストレス社会と言われる現代では、この麝香(じゃこう)の活躍の場がますます広がっているのです。

◎運龍堂がお勧めする麝香(ジャコウ)を含んだ製薬

麝香の効能を活かすためには、牛黄(ごおう)龍脳(りゅうのう)などの優れた生薬が一緒に配合されている製品をお勧めします。

牛黄(ごおう)は、漢方の王様として知られ、麝香と同様に上薬に分類されるお薬です。極度な肉体疲労に著効します。龍脳(りゅうのう)は、龍脳樹から得られる結晶で、意識を覚醒し、集中力を改善させる働きがあります。

健康・漢方相談は、下記よりお問い合わせください。

https://unryudo.com/test/contact/

この記事の監修薬剤師

運龍堂 佐藤貴繁

略歴

1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
     北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
     専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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2020/05/10

麝香(じゃこう)の5つ効果:あらゆるストレスに対応

漢方と言えば、効果が出て来るまで時間がかかるというイメージをお持ちかもしれませんが、麝香(じゃこう)は即効性のお薬です。ストレスによる諸症状に対して、様々なシーンで活用できます。
麝香(じゃこう)の効能は今でも解明され続けており、以下のような効能が知られています。

麝香の5つの効果・効能

1.自律神経調整作用 

 
自律神経の乱れを改善し、ストレス性の下痢にも効果があります。

2.鎮静作用  


イライラ、不眠を改善します。

3.学習能力低下抑制作用  


ストレスや疲労による学習記憶低下を抑制します。

4.呼吸促進作用      

       
呼吸機能を助けることで、息切れなどを改善します。

5.強壮作用 


ストレスや疲労による性機能低下を抑制し性欲減退を改善します。

(麝香:ジャコウ)

◎なぜ、あなたに麝香(ジャコウ)をお勧めするのか

日本での麝香の歴史は長く、正倉院に保存されてきた『薬種(やくしゅ)二十一櫃献物帳(きけんもつちょう)』に記載されています。この正倉院に納められた薬物は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)8年(756年)に光明皇太后(こうみょうこうたいごう)が聖武天皇の命日に奈良東大寺の蘆舎那仏(るしゃなぶつ)に奉納されたもので、その大部分は千二百余年を経た今日も依然として宝蔵されています。

麝香(じゃこう)の効能は、昔から重宝されており、例えば天明3年(1783年)に出版された「妙薬手引草」には「今川秘方」として、「一切の氣附に妙なり。諸薬並ぶもの無し。常に用意しておくべし。」との記載があります。すなわち、気つけ薬としては、麝香を超えるものがないので、常に持っておくべきだという意味です。

◎麝香(ジャコウ)が注目されている理由:病気は人を選ぶ

生命保険会社のコマーシャルで「病気は人を選ばない」とうフレーズがありましたが、東洋医学の視点から見れば、間違いないなく病気は人を選びます。病気になると、「突然、病気になってしまった」と感じる方が多いかもしれませんが、様々な要因によって病気が引き起こされるのです。

東洋医学では、病気になる原因として、様々な要因を挙げております。血の流れの悪さ、体液(漢方では水:すいとも言います)の流れの悪さ、その他、体質や環境因子も原因となります。そして、東洋医学ならではの考えとして、「気」も重要視されます。例えば、「百病は気より生じる」とあり、健康状態を保つためには、気が十分に生成されることと、気がしっかりと巡る事が重要なのです。

ここで言う「気」というのは、現代的に言えば、様々な働きがあるのですが、一つは食物から得られたエネルギーそのものです。従って、体を動かすにも、血液や体液を作りにも「気」が必要となります。また免疫も「気」が関わっています。そして、「気」の生成には、消化器官の活動が関わっているので、「気」を補う漢方薬には、消化器官を整えるものがたくさんあります。

一方、気の巡りには、運動やストレスが大きく関与します。運動不足やストレスによって、気の巡りが悪くなり、知らず知らず病気を引き起こしやすい状態になります。現代はストレスを抱えている人が多く、このような状況におちいっている人も当然多くなっているのです。

そこで登場するのが高貴薬の一つである麝香(じゃこう)です。麝香は、雄のジャコウジカの腺分泌物を乾燥させたもので、香料としても有名で、蘭麝(らんじゃ)といえばランの花と麝香のことで、佳い香りの双壁とされています。実際、ヨーロッパでは高級香料にのみ用いられており、昔はシャネルの香水(CHANEL No.5)にも配合されておりました。そして、麝香は古代より使用されてきた「芳香開竅薬(ほうこうかいきょうやく)」の一種で気の巡りを改善する薬の最高峰です。

ストレス社会と言われる現代では、この麝香(じゃこう)の活躍の場がますます広がっているのです。

◎運龍堂がお勧めする麝香(ジャコウ)を含んだ製薬

麝香の効能を活かすためには、牛黄(ごおう)龍脳(りゅうのう)などの優れた生薬が一緒に配合されている製品をお勧めします。

牛黄(ごおう)は、漢方の王様として知られ、麝香と同様に上薬に分類されるお薬です。極度な肉体疲労に著効します。龍脳(りゅうのう)は、龍脳樹から得られる結晶で、意識を覚醒し、集中力を改善させる働きがあります。

健康・漢方相談は、下記よりお問い合わせください。

https://unryudo.com/test/contact/

この記事の監修薬剤師

運龍堂 佐藤貴繁

略歴

1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
     北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
     専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任

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