2021/05/05

膀胱炎・尿道炎

膀胱炎は、細菌が尿道を通って膀胱に感染して炎症がおこるもので、
血尿や尿の混濁、排尿時の痛みなどの症状が現れる。尿道炎は膀胱から
先の尿の排出口までの尿道に淋菌やクラミジアなどの種々の病原微生物が
感染して起こる。尿道炎になると、尿道の灼熱感や、頻尿、排尿時痛、
残尿感などの自覚症状を訴える(初期には無症状の場合もある)。

急性の膀胱炎や尿道炎の場合は、出来るだけ初期に素早く治療することが
大切であり、抗生物質などによる西洋医学治療を優先するが、この場合も
漢方薬を併用すると治療効果が上がる。また、膀胱炎・尿道炎は再発を繰り返す
慢性型も多く、こうしたケースには、漢方薬を主体とした治療が有効である。

◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
・八味地黄丸:高齢者、下肢の脱力感、慢性的な排尿障害、残尿感
・清心蓮子飲:胃腸虚弱、倦怠感、冷え性

◎体力はふつう(中間証)
・五淋散:慢性的な排尿障害、排尿時痛、残尿感、尿混濁、血尿
・猪苓湯:血尿、尿量減少、口渇、排尿時痛

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
・竜胆瀉肝湯:皮膚が浅黒い、排尿時の痛みが強い
・大黄牡丹皮湯:排尿時痛、血尿、不安、動悸、便秘

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投稿日:2021.05.05/更新日:2021.05.05

膀胱炎・尿道炎

膀胱炎は、細菌が尿道を通って膀胱に感染して炎症がおこるもので、
血尿や尿の混濁、排尿時の痛みなどの症状が現れる。尿道炎は膀胱から
先の尿の排出口までの尿道に淋菌やクラミジアなどの種々の病原微生物が
感染して起こる。尿道炎になると、尿道の灼熱感や、頻尿、排尿時痛、
残尿感などの自覚症状を訴える(初期には無症状の場合もある)。

急性の膀胱炎や尿道炎の場合は、出来るだけ初期に素早く治療することが
大切であり、抗生物質などによる西洋医学治療を優先するが、この場合も
漢方薬を併用すると治療効果が上がる。また、膀胱炎・尿道炎は再発を繰り返す
慢性型も多く、こうしたケースには、漢方薬を主体とした治療が有効である。

◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
・八味地黄丸:高齢者、下肢の脱力感、慢性的な排尿障害、残尿感
・清心蓮子飲:胃腸虚弱、倦怠感、冷え性

◎体力はふつう(中間証)
・五淋散:慢性的な排尿障害、排尿時痛、残尿感、尿混濁、血尿
・猪苓湯:血尿、尿量減少、口渇、排尿時痛

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
・竜胆瀉肝湯:皮膚が浅黒い、排尿時の痛みが強い
・大黄牡丹皮湯:排尿時痛、血尿、不安、動悸、便秘

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