


投稿日:2025.06.02/更新日:2025.06.02
薬膳素材「棗(なつめ)」の5つの効能とは?

こんにちは。漢方薬剤師の山本博之です。
本日は、そのまま食べてもとっても美味しい薬膳素材、「棗(なつめ)」について解説します。
「棗を食べると長生きできる」と言われるほど栄養価が高く、
楊貴妃が美容のために食べていたことでも有名です。
今回は、棗の5つの効能についてご紹介します。
1. 貧血予防
棗には鉄分や葉酸が豊富に含まれており、
貧血や鉄欠乏症の予防に役立ちます。
2. 精神安定
ストレスや不安を軽減し、
精神的な不安を和らげてリラックスを促進。
睡眠の質の向上にもつながります。
3. 胃腸の健康促進
消化を助け、胃腸の機能を整えることで、
疲れやすさの改善にもつながります。
4. 免疫力の向上
抗酸化作用があり、免疫力を高めるため、
風邪や感染症への抵抗力が向上します。
5. アンチエイジング
肌の健康を保ち、老化を防ぐ効果があります。
コラーゲンの生成を助け、肌の弾力性を保つのにも役立ちます。
こんな方におすすめ
- 貧血気味で疲れやすい方
- ストレスや不眠に悩んでいる方
- 冷え性や胃腸が弱い方
健康や美容に気を使う方は、
ぜひ日常のおやつとして棗を取り入れてみてください。
以上、棗についての解説でした。
この記事の監修薬剤師
運龍堂 佐藤貴繁
略歴
1977年 北海道生まれ。北海道立札幌南高等学校
北海道大学薬学部を卒業
2003年 薬剤師免許を取得
2006年 北海道大学大学院薬学研究科生体分子薬学
専攻博士後期課程を終了後、博士(薬学)取得
2011年 福祉社会法人 緑仙会理事 就任
2012年 杜の都の漢方薬局 運龍堂 開局
2013年 宮城県自然薬研究会会長 就任
2017年 宮城県伝統生薬研究会会長 就任


