2021/05/05

更年期障害

※2021年7月更新
【一般的な説明】

更年期といえば、女性の更年期が有名です。
女性の更年期は、卵巣機能が衰退し始めて、女性ホルモンなどの体内バランスが大きく変動します。
その結果として、精神的にも身体的にも様々な自覚できる症状が引き起こされます。
このような不定愁訴が見られるようになる状況をを「更年期障害」と呼びます。

西洋医学では、更年期障害に対して女性ホルモンを補ったり、
精神安定剤を投与するなどの治療を行いますが、十分な結果が得られない時があります。

一方、更年期障害は、漢方が最も得意とする分野の一つです。
様々な症状に対して漢方が活用されています。

◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
当帰芍薬散温経湯:虚弱体質、貧血、冷え性
半夏白朮天麻湯釣藤散:体力がやや低下、耳鳴り、めまい、動悸、のぼせ、動揺感
柴胡桂枝乾姜湯甘麦大棗湯:精神症状が強い、のぼせ、手足の冷え、月経異常

◎体力はふつう(中間証)
加味逍遥散抑肝散:神経質傾向、イライラ、不眠傾向

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
桂枝茯苓丸:月経異常、のぼせ、肩こり、下腹部に抵抗感と圧痛がある
女神散:のぼせ、めまい、抑うつ感
柴胡加竜骨牡蠣湯:睡眠障害、口の中が粘る。便秘傾向
温清飲:強いのぼせ、不眠、イライラ
桃核承気湯:便秘傾向、臍下に抵抗感と圧痛


【運龍堂での実際の運用】


更年期と言えば、上記の通り、女性の更年期が有名ですが、
男女ともに、ホルモン(特に性ホルモン)のバランスが崩れて、
様々な症状が引き起こされます。

男性の場合は、活力に関わる男性ホルモン(テストステロン)の
減少によって、やる気の低下が引き起こされることがあります。
その結果、大きな問題として、「うつ病」と誤診され、
精神剤を服用して、悪化するケースも多いです。
そのため、更年期世代の男性については、特に注意が必要です。

運龍堂で更年期の対応をする場合は、特に「副腎」を意識します。
副腎の詳細については、こちらをご覧ください。

副腎の機能を改善するのに、補腎薬を使用します。
補腎薬は様々ありますが、代表的なものとして、
鹿茸(ろくじょう)と呼ばれる鹿の角があります。


 

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投稿日:2021.05.05/更新日:2021.07.10

更年期障害

※2021年7月更新
【一般的な説明】

更年期といえば、女性の更年期が有名です。
女性の更年期は、卵巣機能が衰退し始めて、女性ホルモンなどの体内バランスが大きく変動します。
その結果として、精神的にも身体的にも様々な自覚できる症状が引き起こされます。
このような不定愁訴が見られるようになる状況をを「更年期障害」と呼びます。

西洋医学では、更年期障害に対して女性ホルモンを補ったり、
精神安定剤を投与するなどの治療を行いますが、十分な結果が得られない時があります。

一方、更年期障害は、漢方が最も得意とする分野の一つです。
様々な症状に対して漢方が活用されています。

◎体力がない、胃腸も弱い(虚証)
当帰芍薬散温経湯:虚弱体質、貧血、冷え性
半夏白朮天麻湯釣藤散:体力がやや低下、耳鳴り、めまい、動悸、のぼせ、動揺感
柴胡桂枝乾姜湯甘麦大棗湯:精神症状が強い、のぼせ、手足の冷え、月経異常

◎体力はふつう(中間証)
加味逍遥散抑肝散:神経質傾向、イライラ、不眠傾向

◎体力は比較的ある、胃腸も丈夫(実証)
桂枝茯苓丸:月経異常、のぼせ、肩こり、下腹部に抵抗感と圧痛がある
女神散:のぼせ、めまい、抑うつ感
柴胡加竜骨牡蠣湯:睡眠障害、口の中が粘る。便秘傾向
温清飲:強いのぼせ、不眠、イライラ
桃核承気湯:便秘傾向、臍下に抵抗感と圧痛


【運龍堂での実際の運用】


更年期と言えば、上記の通り、女性の更年期が有名ですが、
男女ともに、ホルモン(特に性ホルモン)のバランスが崩れて、
様々な症状が引き起こされます。

男性の場合は、活力に関わる男性ホルモン(テストステロン)の
減少によって、やる気の低下が引き起こされることがあります。
その結果、大きな問題として、「うつ病」と誤診され、
精神剤を服用して、悪化するケースも多いです。
そのため、更年期世代の男性については、特に注意が必要です。

運龍堂で更年期の対応をする場合は、特に「副腎」を意識します。
副腎の詳細については、こちらをご覧ください。

副腎の機能を改善するのに、補腎薬を使用します。
補腎薬は様々ありますが、代表的なものとして、
鹿茸(ろくじょう)と呼ばれる鹿の角があります。


 

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