2021/05/05

尿失禁

尿失禁は、自分の意思とは関係なく尿をもらしてしまう症状で、
失禁の起こりかたから見ると、「腹圧性尿失禁」、「切迫性尿失禁」、
「切迫性尿失禁」に大別される。腹圧性尿失禁」は、骨盤底部の筋力の低下や、
膀胱を支える組織が緩む事によっておこる。くしゃみや咳、大声で笑う等、
腹部に力が入った時に尿がもれてしまう。最も良く見られる失禁で、特に女性に多い。
「切迫性尿失禁」は、脳血管障害などの影響で膀胱が収縮して起こるもので、
突然激しい尿意を催す。「反射性尿失禁」は、脊髄の障害などが神経系に影響を
及ぼして起こるもので、尿意はないのに、膀胱に尿が溜まってくると反射的に
排尿してしまう。
どのタイプの尿失禁も、漢方治療が有効で、漢方薬の単独使用や、西洋薬との
併用、筋肉を強化する体操療法との併用などが行われる。

◎虚証〜中間証
・清心蓮子飲:腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、不眠、肩こり
・半夏厚朴湯+八味地黄丸:切迫性尿失禁、下半身脱力感、不安、不眠
・八味地黄丸、牛車腎気丸:切迫性尿失禁、下半身脱力感、冷え、疲労感
・補中益気湯:腹圧性尿失禁、胃腸虚弱、体力低下

◎中間証〜実証
・竜胆瀉肝湯:切迫性尿失禁、浮腫、充血、陰部の痒み
・四逆散:切迫性尿失禁、胸脇苦満、不眠イライラ
・猪苓湯+芍薬甘草湯:切迫性尿失禁、浮腫、けいれん性疼痛

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投稿日:2021.05.05/更新日:2021.05.05

尿失禁

尿失禁は、自分の意思とは関係なく尿をもらしてしまう症状で、
失禁の起こりかたから見ると、「腹圧性尿失禁」、「切迫性尿失禁」、
「切迫性尿失禁」に大別される。腹圧性尿失禁」は、骨盤底部の筋力の低下や、
膀胱を支える組織が緩む事によっておこる。くしゃみや咳、大声で笑う等、
腹部に力が入った時に尿がもれてしまう。最も良く見られる失禁で、特に女性に多い。
「切迫性尿失禁」は、脳血管障害などの影響で膀胱が収縮して起こるもので、
突然激しい尿意を催す。「反射性尿失禁」は、脊髄の障害などが神経系に影響を
及ぼして起こるもので、尿意はないのに、膀胱に尿が溜まってくると反射的に
排尿してしまう。
どのタイプの尿失禁も、漢方治療が有効で、漢方薬の単独使用や、西洋薬との
併用、筋肉を強化する体操療法との併用などが行われる。

◎虚証〜中間証
・清心蓮子飲:腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、不眠、肩こり
・半夏厚朴湯+八味地黄丸:切迫性尿失禁、下半身脱力感、不安、不眠
・八味地黄丸、牛車腎気丸:切迫性尿失禁、下半身脱力感、冷え、疲労感
・補中益気湯:腹圧性尿失禁、胃腸虚弱、体力低下

◎中間証〜実証
・竜胆瀉肝湯:切迫性尿失禁、浮腫、充血、陰部の痒み
・四逆散:切迫性尿失禁、胸脇苦満、不眠イライラ
・猪苓湯+芍薬甘草湯:切迫性尿失禁、浮腫、けいれん性疼痛

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